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矮小物陳列罪

それ、セックスより気持ちが良いの?
本当に?

制限をかけるつもりはないけれど
頭の中にある下書きを眺める前に
自分で自分をクサしてしまう

その問いに上手く答えられないから
中指はnoteではなく株価を叩く

高いところから見下ろしてしまえば
大概のものは矮小になる

人の上に人を造らず!
とか
一万円札のおっさんも
すんごい高いところから
見下ろしてしまったのだろう

あまりに高いところから
まるで川崎の元カノをナンパした
KO大学の学生のように
イキり散らすもんだから
矮小化どころか円安になってしまった

黙って
後藤正文さんや細美武士さんを
一万円札の顔にしていれば
所謂福沢のおっさんよりかは
バンバン金が回っていたかもしれない
岩だけじゃない
ロックンロールは
金も回すことができる


見下ろすことで分かる現在地
執拗に確かめさせようとする自分の立ち位置
GPSの無駄遣い

取るに足らない存在だと言え!
という無言の圧力

謙虚通り越して卑屈な自虐
それを当然の配慮だと宣う

溢れる自意識の共有
タグやレッテルの類い
及びその貼り付けの強制

窓に手を合わせて足元を見る
飛び降りたくなるほどの感傷はない
ただ、矮小だ
落ちた時のことを想像して
ヒュンっと縮み上がる猥褻物
矮小といえば
他人のnoteだってアレだ
比喩を探すのも面倒だ
つまり展望台では考える余裕がない

だけどこうやって顔を上げ
遠くを眺めるために眼を凝らして
つまり
前を向けば、何かしらの地平がある
自明性の問いとしての地平
そういう文学部的なアレは
他人のnoteに書かせておけばいい

あの先に何があるか
分かってるようで分からない
見えてるようで見えていなかった
答えられそうで答えられない
けど確かにある、もやもや

その気付きのエナジーが
この、下向きちんこを巨大化させる

恐怖心で身を伏せるより
ほら好奇心で宙を舞うように
本当の僕らは自分次第
ほら本当の僕らは自由自在
ほらスパイスは free your mind
この無限の世界で限りある beautiful life
Sailin’ 

それ、セックスより気持ちが良いの?
本当に?

確かめる必要はない

ただ、それは

何かを休んだりする口実にも
何かを始めたりする口実にもなる

矮小な僕らにとっての口実

からの、口淫を地平にして眠る

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