眠眠打破
思い違いと思しき存在の僕は
左を向いて寝たフリしてる
遠くから聴こえる
誰かの嗚咽 微かなOh Yes
実体など じれったいなど
感じもしないけど
吐息と一緒にまた
ロクでもない言葉を吐きそうだから
そばにあったコンビニおにぎりで口を塞ぐ
無機質にポロポロと崩れるライス
「あ、それレトルトだからチンしなきゃ!」
「え?サトウのごはん的なやつなの?」
「そう、チンしなきゃ固くて食べられない」
「紛らわしいなもう、、
てか、起きてたんだ」
思い違いと思しき存在の君は
右を向いてNetflix見てる
「チンは硬いまま食べるのにね」
って言おうと思ったけど
きっとフリクションしそうだから
TUNA🐟 と書かれたシールを眺めながら
半ば強引に咀嚼した
中身のTUNAまで辿り着いた時には
「フリクション、、
擦り合いって意味では合ってるよね?
今日は擦り合い、なさそうだけど」
って返そうかと思ったけど
右に反転しても
実体がなくてじれったいから
記憶を擦ることにした
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