【SVシングルS2 最終332位 2085】1ターン目で差をつけろ!! 瞬足☆パトファン対面

2023年2月3日 13:02

<まえがき>
ゆぽんと申す者です。SVシーズン2おつかれさまでした！
慣れないダイマ無し&テラスタル環境でなんとか食らいついて結果を残せたので記録です。

<レンタル>
パルデアフェスタ終わるまでは残します！

構築コンセプト

・交代ボタンに依存しない。再現性の高い試合展開をつくる。
(先発-中継ぎエース-抑え枠のテンプレを崩さない)

・初手枠に(ほぼ)行動補償がある。試合序盤から1:1交換以上を狙う。
(不毛な対面を避ける。例: サフゴドラパ対面)

・テラスタルじゃんけんを拒否する。

・対面構築をベースとしつつ、自然に崩し要素も入れる。

・環境トップのカイリューに不利を取らないポケモンで構成し、ステロを撒かずとも安定してカイリューに勝つ。

構築経緯

FFがS2序盤で触っていた
「電磁波置き土産サーフゴー@襷+竜舞電気セグレイブ@ダイス」
が対応範囲広そうだったのでここから考察。

先制技のない中速以下の襷枠は、初手で1:1交換以上に成功しても後続に強い負荷を与えられない。
前期結果を残していた、初手置き安定の耐久振り襷パトラはタイマンで色んなポケモンに殴り勝て、裏から出てきたポケモンにも仕事が出来た。流行りのカイリューに強く、雑に強い命の珠ミミッキュと合わせて基本選出が完成。

セグレイブで厳しい相手に
・キョジオーン
・ラウドボーン
・クレベース
がおり、打ち分け可能な鋼テラスサザンドラがこれら全てに勝てそうなので採用。

初手のパトラに対して相手が初手後攻ボルトチェンジから展開してくる動きが厳しく、地面枠を検討した。

・ガブリアス
優秀な数値を持つが、不意の事故(初手ガブワンバン要員による氷テラバーストor冷凍ビーム)が多すぎたため解雇
・バンバドロ
地面タイプでありながらセグレイブに強いという独自の性能を持つ。しかしチョッキを着ても眼鏡ロトムのドロポン確定1発かつマスカーニャに弱いため、解雇
・ドオー
選出圧力はあるが、対面駒としての汎用的な性能に不足を感じた。特に初手置き性能がなく解雇
・カバルドン
サーフゴーに強いとは言えず、個人的に地面1wの起点作成カバを全く信用しておらず、採用見送り

という地面枠スカウト激ムズ環境であった。最終的に頑丈により事故死せず、先制技と広い技範囲で対面性能が高く、「草分け」「種爆弾」でミトムへダメージソースがあるドンファンを採用。

最後に、受けループや受け攻めサイクルのブラッキーがキツかったため、アンコールと定数ダメージで強引に削れ、選出しないときも圧力最強である炎の渦カイリューを採用した。

個体解説

クエスパトラ@気合の襷　テラス:妖
171(4)-x-100(156)-150(228)-81(4)-154(116+)
ルミナコリジョンマジカルシャイン
シャドーボールフェザーダンス
※マジカルシャイン⇆けたぐり
　けたぐり採用時は性格むじゃきでd4→a4振

<調整意図>
S:
最速セグレイブ抜き抜き、11n
HB:
陽気ドラパルト鉢巻ドラゴンアロー15/16耐え
意地ドラパルト鉢巻ドラゴンアロー1/3耐え
特化カイリュー鉢巻ノマテラ神速:80-95%
特化カイリュー鉢巻テラス無神速:54-64%
C:
H244 D4振サフゴをルミコンシャドボでほぼ確定(2連最低乱数切り)
A: ※むじゃきのとき
ASドドゲザンを4振けたぐりで確定2発

対面構築の革命児。特性加速でドンドン疾くなる瞬足ポケモン。
Sを最低限に抑え、耐久にガッツリ努力値を割くことでアローや氷柱針など連続技に強く出れた。呼ぶサーフゴーをカモって対面でしばいて数的有利取れるのが偉すぎる。しかし終盤はこの強さが読まれ、トンボルチェン+高耐久クッションといった動きや隠密マント持ちなどパトラに強いポケモンをワンサカ投げられてキツかった。特にマスカーニャの鉢巻蜻蛉からカバが後投げされると出オチする。

技はメイン技のルミナコリジョン、悪への打点シャイン、サーフゴーやエーフィ、アルマ、パトラミラーの打点になるシャドボが確定。ラスト1枠は物理環境なら実質置き土産となりうるフェザーダンスを採用した。フェザーダンスで土下座の不意打ち透かしてる時が人生で2番目に楽しい。

初手に来るドドゲザンは負けん気のため、やむを得ず即ミミッキュに引いて誤魔化していた。このムーブが中盤頻発したため、dに下降補正をかけてけたぐりを採用して対面からドドゲザンを張り倒していた時期もあった。カスタマイズ性が高く、使っていて本当に楽しいポケモン。

ドンファン@フィラの実　テラス:氷
167(12)-189(252+)-163(180)-x-81(4)-78(60)
地震アイススピナー草分け氷の礫
<調整意図>
HB:
意地マスカーニャ鉢巻叩きを70%で2耐え
意地マスカーニャトリフラ＋不意打ち確定耐え
陽気セグレイブの氷柱針5発確定耐え
意地セグレイブの氷柱針5発95%で耐え
A:
無振マスカーニャ(草)スピナー＋礫で確定
無振マスカーニャ(悪)スピナー＋地震で確定
H252水ロトム草分35-42%
HB252デカヌチャン草分＋地震＋礫で確定
無振サザンドラスピナー+礫 55%で落ちる
無振セグレイブ地震で確定2発
(地震＋陽気セグレイブの氷柱4発でも確定)
S:
+1でS76振り水ロトム抜き(S1のメガネは無振〜S68振りまでしか居なかったため)
+1でS12振りデカヌチャン抜き
+1で準速60族抜き(ジバコイルなど)

救世主。草食って速くなる瞬足ぞうさん。
パトラの投げづらい構築に初手投げして荒らしていく。フィラのみ＋頑丈のお陰で対面性能の鬼である。

パトラの苦手なマスカーニャには若干相手依存だが対面勝てる。(鉢巻じゃれ連打のみ負け)
初手サザンはドンファンに鋼テラスを切らないことがままあり、スピナー＋礫(+裏のミミのかげうち)で処理可能。
草分けを入れることで水ロトムの型判別が可能となり、遅いロトムが1回でもドロポンを外せば対面打ち勝てる。
セグレイブは基本不利だが1発は削りを入れることができ、ダイス持ちでない運の悪いセグレイブ相手なら対面突破することもあった。

意地っ張りの氷柱針5被弾まで基本耐える。
なので、1ターン目2発、2ターン目3発ならWIN

ガブリアスやバンバドロと比べた数値のなさ、ドオーやトドンと比べた耐性のなさを差し引いてももっと評価されて使われるべきポケモンだと感じた。

本構築はヒートロトムが非常に重いので、草分けの枠を諸刃の頭突きやがむしゃらにすれば汎用性が上がったかもしれない。
草技だが、カイリューをみて初手に来るデカヌチャンがまだ一定数おりコレにテンポを取られにくくするため、草分けとした。
ロトムを別で見れる構築ならステロを弾き飛ばせる高速スピンもおススメ。セグレイブを確実に処せるカウンター、ラッシャラウドなど舐めた物理受けを解らせる地割れ、高速スピンや草分けのs上昇と相性の良いアンコールもあり、ドンファンもカスタマイズ性能が高い。

セグレイブ@いかさまダイス　テラス:電
191(4)-197(252)-112-85-106-152(252+)
氷柱針テラバースト身代わり竜の舞

エースその1。舞った後の抜き性能が異次元で高い。意地の舞ってマスカーニャ抜きと迷ったが、本構築はスカーフを含むサーフゴーを非常に良く呼ぶため舞って上から殴れる最速とした。
技範囲は氷柱針、電気テラバでほとんど足りており、地震を採用せず身代わりを入れた。身代わりを入れたことで

・あくびで流しに来る残飯ヘイラッシャを身代わりであくびシャットし、テラバースト×3＋反動ダメージ×2で返り討ちにする
(※後述のカイリューで削れていればブラッキーも見れる)
・ドドゲザンの不意打ちを透かして裏ごと倒す
・テラス切っていないガブリアス対面した時、相手のテラスタイプを見てから攻撃できる
・サイコフィールド襷グレンアルマのフィールドターンを枯らして倒す

といった柔軟な動きが可能となる。地震を切ったことでサーフゴー対面不毛なジャンケンが発生せず電気テラバーストをカチ込めたのもよかった。ドドゲザンの不意打ちに身代わり合わせてる時が人生で1番楽しい。

#ポケモン剣盾　 #ダイマックス pic.twitter.com/2qBToxdqm4
— ゆぽん@HGC:0 (@Choy_hotsprings) February 3, 2023

サザンドラ@メトロノーム　テラス:鋼
167-x-111(4)-177(252)-110-165(252+)
悪の波動ラスターカノン気合玉身代わり

エースその2。絶妙に高いSラインとテラス時の耐性の高さを生かして対面殴り勝つ。メトロノーム身代わりサザンであるが、「技を連打すれば拘り眼鏡モード」「身代わりを置けば隠密マント&ラムモード」と言った使い方ができ、サザンドラに欲しい要素スカーフ要素以外全部乗せだった。

技は一致技である悪の波動、対フェアリー用兼準一致技のラスカ、塩漬けや毒毒、あくびをカットする身代わりは確定。
ラストの枠は命中不安だが痒いところに手が届きまくる特殊格闘技の気合玉とした。シーズン通して命中85くらいはあり最強の自覚を持っていた。多くのサザンドラミラー同速を制して一方的に屠った。しぶといブラッキーに5連続で気合玉当てたり、バトンパのつけあがる悪テラスアーマーガアをメトロノームの追加効果込みで吹っ飛ばした時は感動した。終盤増えたノマテララウドボーンにも撃てて偉かった。

カイリュー@粘りの鉤爪　テラス:妖
197(244)-x-154(196+)-121(4)-121(4)-108(60)
炎の渦羽休め身代わりアンコール
<調整意図>
S:遅いサーフゴー抜き意識
B:効率重視で11n

最強の受けキラー。受けキラーでありながら、選出画面上のカイリューは鉢巻アタッカーや竜舞アタッカーをケアする必要があり、相手の選出誘導含めて最強ポケモンだった。
受けポケモンを嵌める性質上、炎の渦・アンコール・羽休めまで確定でラストは毒毒やあくびを拒否できる身代わりとした。身代わりを入れたことで羽休めのppを節約しながらHP管理をする動きもできて便利だった。
テラスタイプはなんでも良いが、弱点を突かれにくいフェアリー。鋼やノーマル、炎でもいいかもしれない。

ミミッキュ@命の珠　テラス:格
131(4)-142(252)-100-x-125-162(252+)
じゃれつくドレインパンチ影打ち呪い

呪い搭載テンプレ珠ミミのシャドクロをドンチに変えた個体。呪いと剣舞は選択だが、耐久ポケモンがいても出せるよう呪いを選択した。最速なのは相手の最速セグレイブ意識。

構築単位で悪タイプ、特にドドゲザンを呼ぶため、ドレインパンチを採用してテラスタイプも格闘とした。不意打ち半減となり対ドドゲザン対面安定する、ダイスを持っているバンギやキョジオーンに対して対面打ち勝てる、ミミミラーで影打ち等倍になるなどテラスタイプの恩恵はそれなりにあったと感じる。
一度だけ鈍いを使ってしまったが、結果的に耐久アップが功を奏して勝てたので、その点もドレインパンチとのシナジーがあって良いかもしれない。ノーマルテラス切ったカイリューに対してドンチで殴りながら回復できたのも使いやすいポイントであった。