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大阪杯2022 個人的予想

大阪杯、天皇賞・春、宝塚記念と全て関西の競馬場で行われる春の古馬三冠——その第1戦。

今回の圧倒的1番人気はエフフォーリア(牡・4歳)だ。キャリア7戦で6勝。唯一の負けも日本ダービーでタイム差なしのハナ差2着で、夏明けからは古馬戦に参加し三冠馬コントレイルや牝馬として初のグランプリ三連覇を成し遂げたクロノジェネシスを破るなど、その実力は非常に高い。
だが、不安材料があることも確かだ。エフフォーリアは美浦所属で関西への遠征経験がない。初めての長距離輸送と関西の競馬場は少々気になる。
また、長期の休養明けという点も気になる。

そんなエフフォーリアに続く2番人気がジャックドール(牡・4歳)。デビューは2歳の年末と遅く、初勝利は3歳馬になってから。そのためクラシックには参加していない。ただ、2021年9月11日の3歳以上1勝クラス戦以降5連勝中。その中で皐月賞4着のアドマイヤハダルにも勝利し、大阪杯のトライアルレースである金鯱賞では、昨年覇者のレイパパレを抑えての1着と実力は申し分ない。
こちらの不安材料としては、中2週と短い間隔のローテーション、前を狙う馬が他にも何頭かいる点だろうか。


さて、私の個人的な予想の前に大阪杯のデータをいくつか紹介したい。

まずはコース。阪神競馬場2000mはスタート直後とゴール手前の2回直線の坂を上る。高低差は1.8mだが勾配は1.5%であり、ジョッキーの心理にもかなり影響を与える。ペースとしては平均程度と考えられる。

次に所属。JRAには栗東(滋賀)と美浦(茨城)の2箇所にトレーニングセンターを有している。
大阪杯は阪神競馬場、つまり関西でのレースであり関西馬が好走する傾向にある。というか、大阪杯がGⅠに昇格(2017年)して以降、美浦所属の馬は未だ1勝も出来ていないのだ。過去10年で見ても関東馬は2着が最高と勝てていない。

では馬齢はどうだろうか。過去10年のデータでは4・5歳馬が優勝と若い馬が好走している。6歳以上のベテラン勢は3着内率が9.6%と低く、評価を下げるのは仕方ないかもしれない。

最後に枠。意外なことに過去10年で1枠と2枠(所謂、内枠)の優勝馬はいない。逃げ有利とされるレースにも関わらず、逃げ馬が有利な内枠から優勝馬がいないというのは不思議だ。


では、私の予想を紹介して終わろうと思う。

本命はエフフォーリア。
美浦(関東)所属、初めての長距離輸送、初めての阪神競馬場、休暇明けという点を鑑みても勝ち目は十分。枠も中枠で距離のロスは少なく済むだろうし、有馬記念での走りから2度の坂越えは問題ないだろう。
個人的な懸念点は、エピファネイア産駒ということで早熟の可能性。それと前方でのレースを目指す馬が多いであろう本レースで、馬に揉まれないかどうか。

対抗にはジャックドール。
好走が多い逃げ馬で、モーリス産駒なのでこれからにも期待が出来る。前走から斤量が増えることや、初めてのGⅠということで対抗に。
一番心配なのが内枠という点。2枠4番は逃げ馬なら美味しい枠だが、過去のデータ的には不安材料だ。この2つのどちらを優先するかが試される。

単穴にはアフリカンゴールドを推そうと思う。
7歳馬とベテランの馬、大外枠とマイナスな要素が多いが、ハイペースにならないなら馬券に絡む可能性は十分にあると考える。
陣営も前を目指すことを示唆しており、ジャックドールとの先頭争いが見れるかもしれない。

最後に連下でアカイイト、レイパパレ、アリーヴォの3頭。
アカイイトは金鯱賞3着と予行練習は済ませた。牝馬ということもあり斤量は55kgと軽い。
昨年覇者レイパパレは金鯱賞2着と今年も期待出来る。
直前にC.ルメールから武豊に騎手の変更があったアリーヴォは重い馬場で強さを発揮する。調教の様子も良いので、連下に挙げても良いのではないでしょうか。



そんな感じが私の予想です。
ちなみに、データはJRAさんnetkeibaさんウマニティさんを参考にさせて頂いています。

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