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究極の料理を食べた後に至高の水菓子が出てきた〜罪忍パンフ感想〜

罪忍の余韻、ひいてますか?
私はまだでーす!!!!

移りゆく世間の中いまだ戦の残火が残る萬劇場で草履を温め続けている私。そしてついに、ついに届きましたよ罪忍パンフ‼︎
しかも……ただのパンフレットではございません。
罪忍全人物のプロフィール,そして今作の時間軸に至るまでの経歴が書かれているという代物。

オタクが好きなやつ‼︎

しかも好きな食べ物までかかれている。

オタクが好きなやつ!!!!


選べる写真使用。


オタクが好きなやつ!!!!!!!!!!!!

クリスマスシーズンになった時にとどくおもちゃのチラシに飛びつく子供が如く、届いたパンフレットを読みましたよアラサー罪忍爆裂推しオタク。サンタはBASEでやってくる。

まあまずは写真をば,とブロマイドにもなかった画角での素敵写真に鼻の下を伸ばした後読みました。人物解説。

へぇ……



ふうん……





ポォッ!?!!!!?!!!


人って驚くとハ行が出やすいんですって。
じゃあポについてる○はなんでしょうね,衝撃で腹に空いた風穴?
このボディーブローを連続で決めてくるような衝撃、たまらんですね。なんてbreaking dawnしてたわけですがいやー、すごい。本当に凄い。

罪忍て三部作なわけですがもちろんあれ一作で完成した作品なんです。正直キャラ解説読まなくても充分伝わってくるわけなんです。
ただ、これ読むとより深みが増すというか,舞台で見たあの人物だからこそこの歴史。へぇこんなキャリア!出身、なるほど!てだから新事実発見てよりかは家の基礎を見せてもらったような気分でしたね。あっ、こんな場所に柱が通ってるから成り立ってたんだ。みたいな骨組みがよくわかるというか。いやー、買ってよかった。てなわけで感想ですよ感想。書かせてくださいよ。書かないとあかんことになるんですよ。

佐之助。なに、もうみたらし団子。もう…何!?て、口数少ないのはもうわかるよ。わかるよ!?!最後まで言葉足らずだったもんね‼︎でもそんな佐之助が飛鳥に託したおまじない,と考えるととてもしんどくなっておよよ。
それで佐之助が一番気楽に話せるのって椿なんだね!?!て意外になりつつ椿のプロフィールを見て納得。組み合わせが流れる石。流石。
辛いもの好きでかつ長門から茶屋に誘われても断ってる椿が佐之助にはつきあってやるのとてもいいですね。恋とかではないけど確かな信頼が見える関係だなあ,と本編思い返したりなどしました。言葉数少なくてもみんなを大事に思う佐之助いいね。

飛鳥意外と好きなものガッツリ系なんだね!!!
純粋さがたしかに…、飛鳥の醸す雰囲気って千代女が無邪気,椿が凛、なら飛鳥は確かに純粋。そして飛鳥と魁は同期だったんだね!飛鳥の純粋さが汚れない世界であってほしい……ォオン
飛鳥の幼児期というか,どんな成長をしてきたのかとかも気になります。
焼きどころをなかなか見極められない慎重さもありつつ、鍛錬を積む熱意といい助けた佐之助からみた飛鳥と、隣にいた魁。互いにどんなふうに飛鳥を見ていたかって思うとアオハルゥアオハルゥ
器用なのに好きな子には不器用な魁と、口下手な佐之助ってのがまたいい塩梅なんですわ!魁が蕎麦好きなのもまたすごく良し。天ぷら、なんの天ぷらが好きなんだろ。しかし甘党が多い忍たちの中,それぞれ主食系を愛してる人らはまたこだわりを重ねてて良いね。長門は唯一里出身なのかな?桔梗と長門の関係も気になるところ。刀の扱い方が壊滅的だったの!?!あの武闘センスで!?!てなったけど方向音痴具合を考慮すると納得。他の面の優れ具合だとかちゃめっ気とか含めても個性光っててかつみんなを惹きつけて繋いでいく役目,めちゃくちゃ好き。椿にあんみついこ!て誘うのに相手されないのも多分辛いのが好きなだけだから……嫌いだからじゃないと思うよって本編の高所しがみつき見てて思った。
でー、椿。椿よ

こんな過去抱えながら全裸になってんの!?!!

※全裸にはなっていません

いや、あの……晒しはりましたね…?
え、つれえわ……てなったけど忍の世界かつ、椿は佐之助達と同期なわけだから見ちゃいけないもんもみたりする機会も多かったり過去があれだったりするけどでも守るべきもんができたってのがね〜!!!!素敵素敵一度全部無くしたからこそ今あるものがなくなってしまう恐ろしさを一番理解している椿。佐之助が捕まった時もみんなを守りたいという気持ちとなくなってしまった大事なものの二つに揺れながらも明るく振る舞う椿……
良いくのいちだよ。でさぁ、そんな椿や、飛鳥と共にいる千代女。千代女…涙
千代女の瞳術すごいなー、て感心してたらまあそのストーリーの重さにびっくりでしたよ。閉じ込められ,蔑みされていた千代女の暗い過去を逆に閉じ込めたっていう道殉の気持ちを思うとやや複雑……けどそんな千代女だからこそ忍達が気持ちを閉じそうになった時に開く役割を担えるってとてもいい。夢も可愛い。甘味屋さん、なんで叶えてやれないんですか涙
そして道殉の経歴がとんでもなかった
貞光以外の君主も知ってるんですね‼︎え、強キャラすぎる……どのタイミングで八咫の存在を知ったんでしょう。貞光の父の頃とか?八咫とは違うけど謀略や暗殺で国を反映させるという点では似てるかもしれないけど道殉はけして間引かず、人情を大事にするのがすごくいいよね。だからこそ忠義を尽くすがキーワードというか。にぎりめし、ではなくむすびめし。なのが良い。縁結び。

貞光急にあざとさ出してきたな?⁇ 

踊りが好きだけどうまいわけではない
←可愛いかよ  

金平糖をかくれてたべる
←可愛いかよ
 
こりゃ咲織もついて行きたくなっちゃいますわ‼︎
あと小姓の名を使う,てことは死の偽装はつまりその……うーん、国の成り立ちとはおそろしい。 
でもその名を使うあたりが貞光の人となりというか、そりゃ桔梗も一目置くよなーって納得。
父と貞光の確執をもっと掘り下げたいところ。

城チームは好物に闇を忍ばせないといけない法律でもあるんですか?

吉政の過去が正直一番おったまげた。
領地も貧しい豪族で、母親がつけたたくあんが忘れられない。て,豪族の妻がたくあんつけてるというのでその情勢やらを察してしまうというか、それ含めた上でのストーリーが凄まじすぎる。空虚な結末,てすごい言葉選んできたな…!?!!!
吉政はすでに真言に頼るだけの空っぽな王だったのかもしれないとか、それゆえにあの最後の叫びだとかねー考えちゃいますね。

翔太の寿司???

羅威は絶対家柄いいんだろうなー!て思ってたら考察の通りよかとこの坊ンズであった。
武家の子らしく厳しく育てられて、剣の師事は鴎外と思うと羅威の父は鴎外と知り合いとかそんな⁇しかし理想が青く燃えすぎたがために家にもあまり居場所なさそというか鴎外に諭されてるのがそのあたりかーって思う、あと貞光が将軍に登用したんだ。寿司好きなのもお坊ちゃんを感じていい。 鴎外は頑張って育ててた。ほんとに…ほんとに

鴎外さぁ!?!!!
いや、あのー……ねぇ!?!!!!!!!
足軽から出世はマジでわかるというか,作品見てた時からなんかそんな背景ありそうだなー!て感じてましたけどあれじゃん!?!!寿司食ったり理想燃やしたりする羅威みて自分が羅威の歳の頃の時に何してたかって戦場にいたんでしょ⁈‼︎そんなの思い出したりしちゃいつつ若者育てるの何…⁇道殉からあの鴎外が人を育てる側になったか、て

そんな結果があれなんですか 涙

あー、もう 罪だよ。各陣営にそんな罪背負わせた上に全員がそれぞれ罪の味知ってるんだけどそれを好物に持ってくる将軍このっ…

伊達のぶれなさー!!!!
この、伊達の滲ませるぶれなさといい、あのこんな書き方されたら前日譚といいますか罪忍episode0とか見たすぎる。良い意味で人間を派手に誇張しつつ、内側にある鬼の感じというか人であって人でなしという恐ろしさとかがめっちゃ伝わってきましたね。鴎外と伊達戦が超みたいです。好物怖すぎてヒッてなった。

咲と咲織の好物の違いで伏線張らせてるのずるくないですか!?

これ読んだ時に友達と凄くない?てざわざわしました。生まれだとか育ちだとかの壮絶さも含めつつの咲織の思いの強さとか、いがいとバシっと言うとこは行っちゃうんだなー(臭いわは凄い)て思ってたんだけどいい姉妹だけどそういうズレの部分だとかがね。最高ってあわせつつの咲ですよ。私まだ罪忍シリーズ三部作で続編がどうなるかとかはわからないんですけど咲はやっぱキーキャラなんでよね絶対。ただこう悪役とかそう見える中に実際中心にあるのは純粋な思いっていうのが。それでいて好きな食べ物がえぐみの強いものってのが良い。咲の戦闘力の高さ。

人体の神秘にも程がある

桔梗のいう人体の神秘がガチの人体の神秘すぎてびっくりした。そういえば過去の桔梗の姿とか調べたりするけどき、桔梗……?て困惑してました。タバコと酒を好物として押し切るスタイルも桔梗らしさ振り切ってる感じがとても好(ハオ)。佐之助と兄弟弟子だったの踏まえるとほ、本編〜!!!!て泣きそうになるし,そんな2人に対する任務の割り振りが鬼すぎやしませんか?だけどこのふたりだからこそできたんだな、というそんな役割というか信頼が見れるのも好き。
忠五郎…

忠五郎……

親兄弟思いとか根が純朴だとか故郷に錦の旗もそうだけど忠五郎の家族思いかつだから自分がやらなきゃの責任感の強さとか凄くないですか?食べ物にも自分の理想を重ねているあたりがとても忠五郎らしいというかあとこっちが兄貴分だったのね‼︎二回目 忠五郎は本当に今作で私がかなり心の要な部分にきたというか佐之助、羅威とかさなりつつもちょっとした運命の違いによる顛末だとかも本当に味わい深いキャラでした。スルメイカ

岩瀬が元々暴れん坊なの良‼︎
それを矯正した桔梗の言葉もめちゃくちゃいいじゃないですかー!壊さず離れず、て桔梗一家の関係性を表すのに凄く良くない??それはもう人の喧嘩も止めるし、喧嘩相撲をああいうばで引き合いに出せるようになる成長も良い。忠五郎も面倒見のよさがあるけど、それをまた背負えるようになった岩瀬もたくさん成長してよかった。

良かったほんとうに……(思い出し泣き)


権蔵はやっぱりそっちが強かったかー‼︎
そうなりたかったんだね……ていう、一番下から一番上を目指しているけどそれって偉くなりたいというよりもみんなのためにも自分が成り上がらなくては!ていう覚悟というか。だから仲間を見る時とそうじゃない時のギャップがグッとくるというか。枝豆は自分で作ってるのかな。枝豆→ずんだへの憧れっていうのがまた……グッときますね。
野心と憧れって近いけどそれぞれ別のものを自分の中に確立させているように感じました。

大作の感受性‼︎
そうこの、この文字列を探してた!てくらいビターときた。本編での大作の動きが、仲間を気遣いつつも羅威に対する気遣いを忘れないとこもそうだけど刀を戦場で拾って持っていったのも大作なんですよね。感受性つよいからこそ周りの怒りだとかも受け止めて表してしまうていうかさ……あの外見に合わせサイコパスさも感じはするけどそれがあの世界の無情さみたいなね。イワシが好き。

お登勢ー!!!お登勢お登勢お登勢涙
お登勢の優しさ,てこの作品の中でもしかして凄く重要だったんじゃないですか?てずっとろくろ回していて、お登勢の好きなものが牡丹鍋でかつみんなに振る舞うのが前提っていうのが最高にお登勢らしさもあふれているというか。
農民チームの好物ってもしかしてそれぞれ理想が詰められている???
お登勢が死んだのって女性で武士にはなれない=農民という一番弱い立場だったから,て考察はしてたんですけどこの無償かつ無知ゆえの優しさという存在が切られるって凄い意味があることだったんじゃないかなーていう。

歌唄い。
なんか小ネタを挟んできてちょっと笑っちゃったじゃないですか。好物ってこんなかんじに挟んでくるんですか。歌唄いはやっぱこの作品の中では影というか世界全体を包括してその流れを歌にしている存在だからこそ良い流れ〜とおもいきや悪い気も運ぶっていうのは凄く複雑なところ。もっと歌詞とか注目して聴くとまた作品について深掘りできるのかな。

えー……はやくDVDで見返したい!!!!!!!!


書き終わるのが年の瀬になってしまったけど、何が言いたいかっていうと罪忍本当に最高でした。





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