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保健の授業で習う性教育についての個人的まとめ

学校で教えてもらえる性教育の範囲について

 まずは文科省のページから。小学4年生の保健科「体の発達・発育」は27ページから。ちなみにこの単元では
・思春期には体つきに変化が起こり男女の特徴が現れる
・変声や発毛が起こる
・初経、精通が起こる
 などについて学びますが、月経や夢精が実際に起きた場合の具体的な手当の方法などは習いません。

 女子だけ集団で集まって、生理用品の使い方等を習った記憶をお持ちの方も多いと思いますが、それは保健科の授業ではなく保健指導です。宿泊行事の前に実施されることが多いです。

養護教諭その他の職員は、相互に連携して、健康相談又は児童生徒等の健康状態の日常的な観察により、児童生徒等の心身の状況を把握し、健康上の問題があると認めるときは、遅滞なく、当該児童生徒等に対して必要な指導を行うとともに、必要に応じ、その保護者に対して必要な助言を行うものとする。

学校保健安全法第9条(保健指導)

 中学校はこちら。3年生で習う「性感染症の予防」「エイズの予防」は48ページから。

 ただ、2021年8月のNHK首都圏リポートにもあるように、習うのは病気を予防する方法に留まります。

 個人的には性行為をするかもしれない年齢よりも前に知っておいた方が、性感染症や望まぬ妊娠などのリスク管理になると思うのですが…

 学習指導要領が変わるのを待っていると10年近くかかるので、現状としてはご家庭で、1日でも早く始めるのがベスト解だと思います。広い意味の性教育は0歳からできるので、できることから少しずつ。

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