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【ヒラタクワガタ】4月2日 成虫確認と選別

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 本日は、成虫達の目覚めに備えて、ゼリーを投入していきます。
 あわせて、大型個体の実測と、次年度用成虫の選別を行っていきたいと思います。
 また、幼虫時に頭が小さかった個体と、大きかった個体についての検証もしていきます。

 では、令和4年度、オスBEST3の発表です。

第3位 個体番号D24
体長65.0mm、頭幅21.2mm、胸幅22.3mm
第2位 個体番号C66
体長65.5mm、頭幅20.8mm、胸幅22.2mm
第1位 個体番号D23
体長65.8mm、頭幅21.6mm、胸幅22.2mm

 当初計測より大きくなっているのは、もともとの計測が縮むことを前提に1〜2mm差し引いた値としていたためです。
 実際、縮んでいますし、今回はカツカツ計測なので、これからもう少し縮むと思います。

 続いて、メスBEST3です。

第3位 C63  第2位 D17  第1位 D 26
体長39.3mm  体長39.3mm  体長39.8mm
胸幅15.3mm  胸幅15.3mm  胸幅15.4mm

 大顎開いてくれずに暴れる子は、測りにくいというか、測れないんですよね。
 3位の子は当初計測で38.5mmからの大幅アップです。
 メスの計測は、毎回こんな感じ。
 2位と3位とで全く同じ値となっていますが、3位のほうが3か月ほど羽化が遅く、今後の縮み具合も踏まえて順位差をつけています。

 そして私が、次年度(令和6年度)に向けて選んだ個体は・・・・

 令和4年度メス1位個体であるD 26と、成虫サイズではランク外となりましたが、メスで幼虫時の体重が9gと突出していた個体番号G8(体長38.0mm)の2匹です。

 【その理由】
 ・オスは毎回野外個体を使用しますので、羽化した成虫は残しません。
 ・今年度(令和5年度)の産卵セットは、既にC血統のメス2匹で組んでいますので、来年度のメスは別血統のDから選びました。
  本当はD血統から1世代進めたG血統を使いたかったのですが、結果が思わしくなかったので、1世代巻き戻しています。
 ・D血統は内歯レスのオスを多く輩出しており、Dだけでいくには不安が残ります。
  そこで内歯レスを脱したと思われるG血統から、優良個体と思われるG8を選出しています。

 結果として、残りの63匹が要らない子となってしまうのです。
 その上で、ゼリー換えるのが大仕事なのと、屋外なので、太陽とか雨とか風とか、アリとか。

 6月中旬からの1か月間で放虫を予定していますので、それまで頑張れクワガタ虫!

 と、自分。


 続いて、幼虫頭サイズの検証です。
 というか、自分用のメモですね。

頭の小さい例
16gでこの頭
大きい頭の例
20gでこの頭
上20gの子の3齢初期

 まず、頭が大きいか小さいかの判断ですが、体が大きくなると相対的に頭は小さく見えてしまいますので、今回は3齢初期から後期まで、純粋に頭そのものの大きさを観察して判断しています。
 実際のところ、頭の体積としては2倍くらいの差があります。

 で、結果から言いますと、有意な差は見られませんでした。

左4匹が幼虫頭小グループ  右2匹が幼虫頭大グループ
C48(64mm)、G15(60.5mm)  D33(63mm)
C37(62mm)、C51(64mm)   D21(64mm)

 普通に考えてそんなはずはないと思うのですが、私の飼育が悪く、サナギで伸び悩ませてしまったので、差がわからなくなってしまったのかもしれません。

【検証の結果】
  ただのへたくそ

 産卵セットのほうも大変なことになっているようないないような。
 見たくないから見ないようにしてたら、ストレスフリーで余計に卵を産む始末。
 どうしましょう。

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