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引箔

西陣織の技法の一つに引箔というものがある。

和紙に金箔や銀箔を貼りつけて細かく裁断して絹糸と交互に織り込む。

色々な箔があるのだけれども、個人的に古箔と呼ばれる物を好んで使う。

和紙の上に漆を塗って金箔を貼ってゆく。

そのまま織るのではなく、硫黄であぶって色変化をさせて何年か寝かせて色を整える。

それを約0.3ミリに裁断して織り込むのだ。

上の帯が出来上がった帯。

若冲の菊花流水図の菊をオマージュして仕上げました。

良い出来上がりになりました。

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