田村市長をリコールする理由

 田村市長は、市長選挙の当選後、選挙で最大の公約「三田市民病院神戸移転は白紙撤回」を破棄し、市民の政治不信を招きました。

 ⽥村市⻑は、昨年の三⽥市⻑選挙(2023年7⽉23⽇)で複数の選挙公約の中で最⼤の争点であった市⺠病院神⼾移転問題につき、⽩紙撤回し再編統合計画前の状態に戻すと約束しましたが、市⻑になるや再編統合推進に転じて、実質的に三⽥市⺠を騙(だま)して市⻑に当選しました。

 「公約に掲げた政策の実現に努⼒した」痕跡もなく、⽩紙撤回の公約は⾃分の選挙を有利にする空約束(⽅便)に過ぎなかったのです。市⺠を欺き市⺠の信頼を失わせた道義的責任は重⼤です。

 田村市長は、市議会から問責決議を受けたにもかかわらず、誠実な反省がなく、市長としての適格性が問われています。

 2023年11月24日の市議会で田村市長に対して、問責決議が賛成19反対2の圧倒的多数で可決されました。「市民と議会に対する不誠実な発言や対応は、誠に遺憾の極みである」として、田村市長には猛省と責任が強く問われました。

 それにもかかわらず、⽥村市⻑は今⽇まで公約違反の⾔動につき市⺠や議会に対して誠実に反省も謝罪も⽰していません。独善的な田村市長に三田市内外から不安や懸念が生じており、市民本位の公正な市政をになうべき三田市長としての適格性が問われています。

 田村市長の政治姿勢は、三⽥市の「政治倫理基準」と「三田市まちづくり基本条例」に抵触しています。


 三田市には市長を対象とした政治倫理条例はありませんが、議員を対象とした「三⽥市議会議員の政治倫理に関する条例」があります。この条例は市長を対象としたものではありませんが、議員の場合に準じて、市長に適用してもおかしくない「政治倫理基準」が定められています。

 その第2条「議員は、⾃らの公約に掲げた政策の実現に努⼒する・・」、その第4条「市⺠全体の代表者としてその品位と名誉を損なうような⼀切の⾏為を⾏わないこと。」とあります。

 しかし、田村市長は「市⺠病院の再編統合の⽩紙撤回」の公約実現に向けては、何の努力もせず、公約を破棄しました。さらに、市議会で「白紙撤回」の意味を問われて、「辞典の『⽩紙撤回』と私の解釈は違う」と回答しました。このことは、⽇本語を恣意的に曲解し、市⺠の代表としての品位の⽋如を⽰すものです。これらの事実から、この「政治倫理基準」に反していることは明白です。

 「三⽥市まちづくり基本条例」(市⻑の責務)第26条には、「市⻑は、市⺠の信託に応え、市⺠の代表にふさわしい品格と倫理を持ち、法令を遵守しなければなりません」とあります。

 しかし、⽥村市⻑は選挙の最大公約だった「市⺠病院の再編統合の⽩紙撤回」を破棄し、市民の信託を踏みにじりました。この条例にも反していることは明白です。

 以上から、⽥村克也市⻑には、三⽥市⻑としての適格性はありません! リコール(解職請求)を求めます。