ヤツはとんでもないものを盗んでいきました

アニメで出会った頃の
声優さんがみなさん鬼籍に入られた。合掌。

いまは、ほとんど見なくなったアニメ。
原作のマンガは、大人向けの雑誌に連載。
たまに読む機会があったものの
他のページの大人のマンガに気恥ずかしさと
いけないもの見てる感が交互に湧き上がっていた。
確か、一話完結で三段落ちのようなラストに笑った。

拳銃使いとは、撃ち合いから繋がる。互いの弾丸がぶつかって足元に落ちる。
勝負がつかない。
怪しい記憶だが、その後仲間になる。

アニメでも見た。
剣豪との出会いも似たようなもの
生命を奪うために行動を共する。

物語の紅一点。
色仕掛けで、騙し、出し抜き、消える。
ワンパターンで主人公達を翻弄する。

宿敵の刑事との追いかけっこも
追いつきそうで追いつけない。
大人のトムとジェリー。
主人公の手練手管にあわてふためく姿は、名人芸。
そんな彼にスポットが当たるのは、あの映画で。
とんでもない名言でエンデイングを締めるのはもう少しあとになる。


毎回お決まりのシーンは、
水戸黄門の印籠、
遠山の金さんの桜吹雪と
並ぶものだ。

テレビアニメのドタバッタは23分で毎回終了。
エンデイングのバイクシーン。
憧れた。
ワルサーP38かっこよかった。

最初のアニメの最終回。
海に投げ出された主人公と刑事の追いかけっこ。
夕日に向かう主人公とそれを追いかける刑事。
ゆっくり平泳で二人が進むのは、永遠に追いかけっこかも。
原作者がなくなり、声優さんは変わっても
まだまだ続いて欲しい。

『ルパン三世』　モンキーパンチ