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もう一つの二投流

左右どちらでも球速160㎞の投手。
将来、メジャーデビューをすると信じている。
もしかしたら、それも大谷翔平選手がやるかも。
スイッチ投手は、日本のプロ野球にも存在した。
公式戦に1試合登板と。

マンガの世界で出会った投手たち。

球質の軽さをカバーするために自ら発明した
魔球でライバルたちと競い合う。
しかし、魔球が左腕を奪ってしまった。
ところが、かつてのチームを救うために
代打代走として復帰。
特訓の末、右投げに転向。
彼は、子どもの頃から特訓の人生。

リトル時代の投げすぎで、右肩を壊してしまう。
野球への思いは断ち切れず、左投げに挑戦。
ジャイロボールを武器にメジャーで活躍。
メジャーの優勝だけでなく、
日本チームのエースとしても栄光を掴む。
ボロボロになって日本球界に復帰。
現在は、息子の代になっている。

野球好きが高じて、形態模写。
野球少年なら一度はやった、
好きな選手のモノマネ。
足の上げ方、バットの持ち方。
テレビやビデオを見て真似するから
右投げは、左投げに。
左打ちは、右投げに。
完璧に真似ができるなら、
その選手のパフォーマンスもコピーできる。
確かに。
モノマネを極めた小さな選手が、
ナインを目覚めさせて甲子園へ。

グラブとボールを身体に隠して、
バッターに正体する。
両足は、プレートにかかっている。
いきなり踏み出して、
クイックモーションで投げてくる。
甲子園史上最強の左バッターを
苦しめた投球。

できる、できないではなく。
とにかく「ヤル」だけ。
「どうせムリ」と妨げる大人がいなくなれば、
もっと野球は面白くなる。

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