マンガもリアルも背負っているものを

『解釈』奥の深い言葉。
この世の中は、さまざまな解釈で成り立っている。
そこに気づくと楽になる。
解釈の違いを楽しめる余裕を持ちたい。
しかし、相手の解釈に癇癪起こす自分がいる。
とTwitterに書き込んだ。

感想文を書くために本を読むのは、高校以来だな。
教員になって子供たちに37年間感想文を書かせてきた。
きちんと書き方を教えることもなく。
当然よくかけた感想文にお目にかかったことはない。
指定した文字数をクリアしたら合格。

そんな自分に降って湧いた感想文のお誘い。
「ライティング倶楽部員の名にかけて」
どこかで聞いたことのあるセリフを思い出しながら、
私の基準である1000文字以上をクリアしたいと思う。
Amazonで電子書籍版をポチる。
数秒後には、私のKindleに
「それ。勝手な決めつけかもよ?」がダウンロードされる。
読み始めると左下に読み終わるまでの時間が表示される。
加速装置にスイッチが入ったように人差し指が左から右へすべる。
読み切るのに30分もかかっていない。
しかし大きな爆弾が爆発していた。
「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。」
事実をどう解釈するのか、
自分が納得できる解釈をすることを勧めているのか。
頭の中でぐるぐるしている。
全体を俯瞰したかったので、深く考えずに読み進める。
次に目が止まったのは、伊右衛門のCMのコピーのところ。
出演している俳優の人生がセリフの中に見え隠れしてる。
そんなCMの作り方が新鮮に感じた。
もしかしたら、最近テレビを見ていないせいかもしれないと思いつつ。
この本を読み終えた時に出てきたのが「スルメみたいな本」
一口目は、固くて一口も噛み切れなかった。
味もまだしない。これ以上力を入れると差し歯が折れそう。
ゆっくりゆっくりしゃぶりながら、柔らかくなったところで
噛み切ってしっかり噛みしめる。
きっと噛めば噛むほど味が出てくるだろう。
現在やっと2回目に入った。まだまだ固くて歯応え十分。

解釈の意味は理解できた。はず。
自分の名前の由来を調べ始めた。
名前の由来を聞くことのできる父母は他界した。
記憶を辿ると、見料を払って名前をつけてもらったが、
父親が気に入らなくて自分で「昭生」と命名。
その後、父が亡くなったときに出会った
易者さんが「昭」の画数が悪く
改名を勧められて、「仁一」と名乗る。
しかし社会人になって「昭生」に戻す。
父親が「昭二」母親が「和子」二人の頭の文字を続けると「昭和」
その子が「昭生」と自己紹介している。これが案外ウケる。
ある講演家さんが、私の名前を見て、「昭」を分解すると日を召す。
つまり太陽を示す。
太陽の元に「生」を受けたと読み解いていただきました。
この読み解きも気に入っています。

名前をつけると進化する。そんなマンガを思い出しました。
(転生したらスライムだった)
名もなき魔物に名前をつけると魔物が進化して強くなる。
人間は、自分の名前の由来を知るときっとパワーアップする。
そして、誰かの名前を考えるのにエネルギーを使えば、
相手への見方、考え方も変わっていく。
第1章までを噛みちぎって噛み締めてみた。


#読書の秋2021 #(書籍タイトル) #ディスカヴァー

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