量産と手工芸の間


手工芸品が好きな一方で、量産品に関わる仕事をしている。

今まで、本来のものづくりは手工芸が理想で、量産品はライスワークとして煮えきらずも割り切っていたところがあった。


そんな折に、先日偶然「民藝」関連の展示があった。

それを見てふと、量産と手工芸の関係性を研究していきたいと思った。それを明確にして、私が携わっている「量産」の意義を見出したいと思ったのだ。


先ほどからnoteに自分の考えをまとめる中で、自分は「ものに愛着を感じているため、そのものにものとしての一生を全うして欲しい」と思っていることが分かった。


・・・ そうなると、量産品も自分や多くの人々が気付かないだけで、陰で多くの人の生活を支え、価値を生み出してその一生を全うしているものも少なくないのではないか?

今まで、ただ腫れ物に触る様な気持ちで量産品に実直に向き合わず、毛嫌いしていたのではないか?

そんな思いが芽生えてきた。


次は、量産と手工芸それぞれが人に与えることなどを書き出して、もっと考えを深めていきたい。



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