古墳の悲劇・古墳は個人の所有物

画像1 6号古墳前方の所から円墳の方を望む。後ろにある木立の部分が円墳が半分に切り取られ一般人の墓が立っている場所。
画像2 切り取られた円墳を後方からみたところ。ここの道路の下に石棺が埋まっていると教えて貰いました。宮崎県がここの道路幅を拡張するときに何ヶ所か掘って調べたときに、石棺が出たのに県はそのまま埋め戻して道路を拡張してくれたそうです。この道路の下に石棺が埋まっているんですね。そしてこの古墳の上に一般人の墓が建てられていたり、石棺の上を道路が走っていたり全国で例のないほどの古墳の扱い方になっています。
画像3 1号古墳の上部。ここはまだ原型が保たれています。
画像4 1号古墳の石碑。草が刈られてまだ新芽が伸びていない今は良く観察できます。
画像5 1号古墳の縁。削られて古墳の石がむきだしになっています。これもこのままでは雨で土が流されて、どんどん石がむきだしになっていくのでしょうか。
画像6 お饅頭型の2号古墳。本当に可愛らしい形をしています。この古墳はほぼ原形が保たれています。
画像7 7号古墳。相変わらず古墳前広場が物置状態になっています。今日は驚くべき話を当事者から聞くことができました。それは牧之原一帯の古墳は個人の所有物だということです。
画像8 この7号古墳の所有者のHさんです。Hさんは宮崎県に古墳の所有者が個人ではおかしいからと、県の所有にしてもらうように頼んでもしてもらえないそうです。面倒な事には蓋をする役人体質が酷いものです。古墳が個人所有だということは、この古墳を取り壊そうがどうしようが勝手だということです。ある時大阪の方たちが団体で古墳見学に来られて、それを聞いてびっくりされていたそうです。

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