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WordPressのインストール時のトラブルシューティング

初めに

こんにちは、Koichiです。

仕事柄WordPressに触れる機会が多く、特にコーディングがメインだったりします。企画から営業、デザインからコーディング、運用保守とすべてこなしてきてコーディングが一番好きだったというのもあって、最近は人のデザインをコーディングしたり部分的にコーディングしたりすることが多いです。

ただ、いつも思うのがコーダーっていう役割はなかなか人に見せるポートフォリオが作れないということ。

簡単に言うと車の部品をメーカー問わず作ってるけど、この車作りました!とかではないんですよね。

Webアプリを作っていれば話は早いのですが、まだ絶賛勉強&制作中なので少し時間がかかりそうです。

ということで、ポートフォリオ的なものは何かなと友達と話をしていたらWebに関するトラブルシューティングのアーカイブはどうかという話がでました。

確かにこれならいつもやっている仕事だし、だいたいエラーがでたり警告がでたりするところはわかっているので、作りやすいかも。

そして先に宣言しておいて自分にプレッシャーをかけておくと、このnoteと連動してYou Tubeにもアーカイブとして残していこうかなと思っています。

対象はエンジニアさんというよりかはフロントで営業をしたり、カスタマーサポートをしたり、エンジニアさんに聞くには忍びないなーという方々に向けてです。

Web制作や運用保守をしていると、通常の動きをしなかったり、ちょっとでも英語で警告やエラーがでたりすると「動きません」とエンジニアさんに聞いたりすると煙たがられることありませんか?

全部とは言いませんがたいていの場合はちょっとしたミスだったり、やり方が間違っていたりすることが経験上多いです。

ちょっとしたことなら自分でやったほうが早いよねというTipsを共有できればみんな幸せになるんじゃないかなと思っています。

さて、これから自分が経験してきたWebに関するトラブルシューティングを紹介していきます。

目的は「動く」ということ。

なので、人と方法が違うかもしれません。
そしてもっといい解決方法や今後の事を考えた解決方法があるかもしれませんが、その時はそっと教えていただけるとめっちゃ嬉しいです。

Case#001

いつもWeb制作するときはローカル、ステージング、本番と3つ作ります。

LPやキャンペーンサイトなどは静的で作ることが多いですね、コーポレートサイトなどはWordPressで作ることが多いです。

サーバーは自分の守備範囲だと、だいたい共有のレンタルサーバーが多いです。

WordPressのインストール方法は検索すればいくらでもでてくるし、最近のレンタルサーバーはWordPress簡単インストールという便利な機能もあります。

WordPressをインストールするだけなのですが、その前にいくつか確認しておいた方が良いことが何点かあります。

例えば下記が挙げられます。

・サーバーはどこの会社のを使うのか(クラウド/VPS/共有など)
・ドメイン名(独自ドメイン/サブドメイン/サブディレクトリ)はどうするか
・SSL(無料/有料)はどうするか
・PHPのバージョンの確認
・データベースの種類とバージョンの確認

最近は少なくなってきたのですが、よくあった問題がPHPのバージョンが古い問題です。

最低限下記のバージョンをクリアしていないと最新版がインストールできません。

PHP 5.6.20以上及び MySQL 5.0以上

要件 | WordPress.org 日本語
https://ja.wordpress.org/about/requirements/

PHPのバージョンが5.6以上あげられない古いサーバーはだいたいデータベースのバージョンも古いです。

できればPHP7.3以上の方がいいですね。
ただ、ここでもトラブルがあります。

安易にバージョンを上げると、他のサイトが入っていなければいいのですが、他のサイトのPHPで動いているプログラムに影響します。

エックスサーバーのようなドメインごとに切り分けられるのであればいいのですが、そうでない場合はバージョンを上げると、画面上部に警告文、または画面が真っ白になります。

例えばこういう警告文。

画像1

Warning: Use of undefined constant 見出し - assumed '見出し' 

結論から言うとクォーテーションで囲むとエラーはなくなります。
そしてここでポイントなのですが、Warningはエラーではなく、警告です。

this will throw an Error in a future version of PHP

ここに今後のバージョンだとエラーになるよと書いてあります。

もしこの警告に出くわしたら該当箇所、最後の22行目を見て修正してください。

そしてWordPressのどこを修正すればいいの?ということなのですが、
ソースの中のbodyタグのところに

<body class="page-template-default page page-id-2 logged-in">

このように書いてあればpageテンプレートなんだな、と思ってください。
現在使っているテーマファイルのpage.phpの中を修正してください。

もしくは簡単な方法は下記のプラグインを入れてください。

Show Current Template – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
https://ja.wordpress.org/plugins/show-current-template/

ちなみに

Fatal error: 〜

と出たらテーマを作ったエンジニアさんにお願いして修正をしてもらいましょう。

PHPのバージョンアップで出てきたエラーであれば、WordPressを最新版にアップデートすればたいてい直ります。

ただし、古いバージョンからのアップデートは、罠がいっぱいあるので気をつけてください。

最後に新規インストール時によく出くわすトラブルは
サイトとWPのURLを変えて、表示できなくなることです。

管理画面から設定>一般を開くと

WordPress のアドレス (URL) とサイトアドレス (URL) の2つがあります。

いつも混乱するのですが、WordPress のアドレス (URL)が、管理画面のURLです。

サイトアドレス (URL)が表に表示するホームページのURLです。

例えば、WordPressのアドレスを別のディレクトリにした場合、保存をしたあとに、そのままサイトを表示するとエラーメッセージがでます。

WordPress を専用ディレクトリに配置する - WordPress Codex 日本語版
https://wpdocs.osdn.jp/WordPress_%E3%82%92%E5%B0%82%E7%94%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%81%AB%E9%85%8D%E7%BD%AE%E3%81%99%E3%82%8B

ここに書いてあるのですが、 http://example.com/wp というサブディレクトリにWordPressをインストールしたら、その中にある、index.phpをコピーしてひとつ上の階層に移動してください。

画像2

初期状態でパーマリンク設定をしていなければ.htaccessが存在しない場合があります、存在すればそれも一緒にコピーしてindex.phpと同じ階層に設置してください。

ここで重要なのが、コピーした後の上の階層にあるindex.phpの中身です。

require( dirname( __FILE__ ) . '/wp-blog-header.php' );

と書いてあるところを移動したサブディレクトリを指定してください。

require( dirname( __FILE__ ) . '/wp/wp-blog-header.php' );

これで保存して完了です。

と、ここまでのことを動画で説明したらもっとわかりやすいだろうなと思っているので、作ったらこの下に貼り付けておきますね。

まだトラブルシューティングっぽくないので、だんだん慣れていこうかと思います。

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