【書評】ファンが増える文章術〜「書かなきゃ」から「書きたい」に変わる1冊
本の「あとがき」を読んで泣いたのは、はじめてだったと思う。
こんな書き出しで始まるその本は、終始この優しさのまま、隣で寄り添うように語りかけてきた。
途中なんども心に迫ってくる熱い気配を感じつつ、夢中になってページをめくっていたら、普段は積読(つんどく)があたりまえ、良くて前半斜め読みの私が珍しくあっという間に完読していた。
心がやさしさで満タンになっていたのだろう。
あとがきを読み始めたところで、せきを切ったように涙があふれてきた。
涙と共にあふれたのは、なんともいえ