「戦時期日本の精神史」鶴見俊輔:天皇中心は条件反射
明治の設計者たちが、西洋のキリスト教を範に、天皇中心の国家宗教を採用した話は、このブログの明治憲法の話で取り上げた。
今回は鶴見俊輔氏が1979年にカナダの大学で語られたものを取り上げたい。
鶴見氏は大正11年(1922年)生まれで、まさに戦時期の日本を目のあたりにしており、それに戦後30年経過して外国で発信しているものだ。
そして具体的にはどのように徹底されたのか。
そして神政政治の部分と正面から向き合わなければならない時がくる。
1929年の世界恐慌のもと、それから