「今、すべきことという課題」を超える。
こんにちは、ゆきです^^
いつもご縁をありがとうございます(^人^)
今、多くの方たちが、リーディング、というものに慣れ親しみ、
生活の一部に加え始めていると感じます。
天使からのサインである、しずかな思いつきや直感に従い、
どう生きるかについて、優しい選択をとり始めています。
また、リーディングメッセージを受けとり、そこで示される在り方を、
自らの指針とすることで、ぶれない心づくりが進み、
「動ぜずに微笑む力」が育まれつつあるようです。
そうはいっても、
”感情の波を味わい、それを実感した上で乗り切る”ために、
こちらに戻ってきた私たちのこと。
怒りも泣きもし、笑いも喜びもする中で、ときに頭を抱えることもあります。
その中でも「わかりづらい」ことの代表格が、メッセージの中でくり返される言葉、
「今、すべきこと」についてです。
これを、どう理解すればいいのか悩み、今すべきことが何であるのかに迷い、
不安になることも、少なくはないでしょう。
実は、これは「課題」ではないのです。
「今、すべきこと」に集中してください、とメッセージをお伝えすると、
すべきことを探さなくては、すべきことをみつけなくては、
と、「今、しなければならないこと」に読み変えられてしまうことがあります。
生きることに苦しんでいる人たちの中には、手応えや結果を得るには、
「自分がすべきことを、正確にやりとげなければならない」
という強迫観念を持っていることが多いからかもしれません。
それは、無意識にある「おそれ」です。
正しい答えを探せないかもしれない、みつけられないかもしれない、
「自分がすべきことを、間違えてしまうかもしれない」
そうやって、すでに手にあるものを握りしめてそれを見ず、
周りを探し回っては答えに窮してしまう、とても苦しい状態です。
この「課題」をどう超えるのか、「今、すべきこと」をどうやってみつけるのか、
それはいったい何なのか、ということについて、お答えします。
少なくとも、ゆきがリーディングを行う中で、この言葉をお伝えするときは、
つねにこの意図でお伝えしているので、ご安心ください。
ピンポイントの意図がある場合、ゆきはちゃんと個別にお伝えしているので、
ご安心くださいね^^
では、その答えです。
あなたが今、すべきこと、とは。
それは、「あなたが今いる環境の中で、当たり前のようにしていること」です。
朝の支度、仕事場での振る舞い、親しい人との対話、食事をすること、
おはようの挨拶にも、「きちんと心を傾けて行う」ことを指して、
「今、すべきことに心を傾けてください」と、ゆきはお伝えしています。
天使からのメッセージを求めるみなさんは、心の内側から叩くもの、を抱えています。
またそこに、誰かのため、自分の大事な夢のため、それを叶えることへの期待、
叶えられなかったときのおそれが渦を巻き、流れていく風景に混ざらない自分を抱え、
その自分というものへの価値を、つねに信じたがっています。
だから、「何かをしなければならない」「何をすればいいのだろう」と、
苦しんでしまうのです。
その苦しみや葛藤を抱えた心で、「今、すべきこと」というメッセージを受けとると、
「何か、しなければならないことがある」と認識し、「でもそれが何かわからない」と、
苦悩するのです。
でも、同じメッセージの中で、こんなことは語られていないでしょうか。
「動くべきときは、動くことができるので、大丈夫です」
「その意味に気づくときには、天による最善のタイミングが用意されます」
あるいは、
「今は天にゆだねてください」と。
つまり、天にゆだねるときには、特別なことはしなくていいのです。
夢のために何らかの結果を出そうとしなくていいのです。
目標があるなら、そのための本を読んだり、
夢があるなら、それにまつわるいつものトレーニングをしたり、
それはしてもかまいません。
でも、いちばん大事なことは、日々の生活の中でくり返し行うことに、
心を傾けることです。
強く悩んでいるとき、人は自分への扱いや振る舞いが、ぞんざいになりがちです。
たとえば、食べるものに気を使わなかったり、自分なんて、という気持ちが顔に出たり、
そばにいる人の穏やかさが、松脂のように自分の心にブレーキをかけるようで、
ごく親しい人に、苛立ちをぶつけたりすることもあるでしょう。
それを、正しい状態に戻すことが、「天の機会を待つ」ことの、
最初の一歩なのです。
そのための、いちばん最初のレッスンが、「今、すべきことに心を傾ける」こと。
ご飯を食べるとき、顔を洗うとき、自分が何をしているかを自覚し、
ひとつひとつの行為に、心をこめることです。
少し、話はそれるのですが、
『蜘蛛の糸』に出てくるカンダタは、天から降りてきた糸をみつけて上り始めますが、
あとから来る人を蹴落としたために、蜘蛛の糸が切れて地獄に戻ってしまいます。
もし、このときお釈迦さまの意図を汲みとることができて、
「みんなで行こう(はらぎゃてい)」と思えたら、糸は切れなかったのではないか、
ゆきは、そう思っています。
天の意図を汲む、というのは、ときにきらきら光って輝くものが、
すぐに見えなくなる「蜘蛛の糸」のような天の気配をよすがにして、上りつづけること。
自分自身のおそれから生まれる幻想(たとえば糸を切ろうとする悪魔のようなもの)から、
これは天からの糸(意図)だと信じ、だから必ず無事にたどりつけると信じて、
泣いてもふるえても、その糸を上りつづけること。
ゆきも昔、この先どうなるかわからない、と思いながら、蜘蛛の糸のような、
かすかではかないものにすがり、どんなにその力がはかないように感じても、
これは神さまが降ろしてくれた糸(意図)だから大丈夫だ、と信じて、
泣きながら、上りつづけているのが「今」だと思ったことがあります。
と同時に、後から来る人たちと一緒に上ることを天は望んでいるのだから、
彼らは足を引っ張ろうとしているのではなくて、一緒に同じところを行こうとしているのだ、と、
思い出し続けていなければ、と、自分に言い聞かせていました。
ほんの少し先に、天のことを思い出した私たちには、
これから思い出す人たちのために、彼らにもその力があることを信じる、
という奉仕が必要です。
私たちは、生活を共有する人たちが、ときに自分の夢を阻むように思えても、
その人たちへの奉仕を忘れてはいけない、と思うのです。
「今、すべきこと」とは、夢をかなえる当人の状態をベストにすること、
天の意図を汲んで待つ力を育てること、
「待つ」ことを学ぶ中で、そばにいる人たちのためにより多くの笑顔を分かち合うこと、
そして、自分に誠実な態度で生きることを指します。
夢への電車に乗るためには、目的地までの切符を買うだけでは足りません。
さわやかに朝、起きて、身支度を整え、荷物を整理し、体に良い食事をとり、
予定を確かめる、といった、「当たり前の準備」がベースになっています。
もし、「今、すべきこと」という言葉に迷ったら、ぜひ思い出してください。
それは、”当たり前のことにちゃんと心を尽くしなさい”、という、
とてもシンプルなメッセージです。
愛と感謝をこめて
+ゆき+
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