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あの日が消えないように。

洗濯物を干してる時に、ハンバートハンバートの曲を流していた。最近好きでよく聴く。

ランダムでかけていたので、ユーミンの「飛行機雲」が流れてきて、これカバーしてるんだなと思いつつ
止めようか。と思った

きっと泣いちゃうな。止めようか。

でも、悲しくて泣くことは弱いわけじゃないし、時折泣いた方が前に進める気がするから
止めるのはやめた。

案の定、泣いてしまった。干してる途中のシーツで顔を拭おうとしてしまったのでそれはとどまった。

友人の訃報が入ったのは今月だった。
思えば私も彼女も体が弱いから、互いの不調を「困ったねぇ。」とか「生きてるだけでえらいねぇ」とほんわかと言い合える仲で、とても救われていた

持病で、今すぐはどうにかなるわけじゃないとお医者さんに言われていたのは知っていたのだけど
ある日どうにかなってしまった。

去年の暮れに、私の大好きな年上のお友達が具合が悪く倒れた。その友人は徐々に回復をし、今自宅に戻る所までになったという

大好きな人がどうにかなることは、胃袋の底に石が詰め込まれたかのように ひやりと重く苦しくなる。

生きていてくれさえすれば それでいいと切に思った。
体が不自由になって 今まで すぐに話せなくても
光がある。生きてさえいれば。
また一緒に笑える日が来るかもしれないって希望がある。

笑いあえたり、話せる未来が途切れることは
酷く辛い。

あのとき。こうしてれば、ああしてれば。のタラレバと仲良くなってしまうから

また 、必ず一緒に笑い合える未来が繋がってるならば その未来を大切に 毎日を生きたい。

途切れてしまった道は、繋げてあげることは出来ないから。笑いあえた日々を忘れずに歩きたい。

まわりまわって 縁がつながり
また今とは違う世界でも友達になれることを願いながら。

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