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filmルック練習

Davinci 002

本日もカラグレ練習
せっかくなので,自然光のfree S-log footageとB-rawをダウンロードしてみた
もちろん前回のclipも比較のためにグレーディングする

今回のチュートリアルはこれ

昨日に引き続きWaqas Qazi氏のチュートリアルから,CM的なLookとCine的なLookを作るチュートリアルを参照した
色がほんとんに好き

さて,当然ではあるがカラグレはfootageに合わせて行う
今回はチュートリアルで使われているfootageと手元のfootageが異なるためややわかりにくいがいかにして自分に落とし込むかを考えながら練習した
これも勉強

では今回の手順

1.expノードを作り露出を調整

今回は全体的にやや暗めな色作りをするのであまりゲインを飛ばさないようにした
コントラストの付け方はい色々あり人それぞれで,チュートリアル内ではコントラストをいじってからリフト,ガンマ,ゲインで調整しているが今回はトーンカーブで調整してさらにカラーホイールで調整した.

2.blaノードを作り彩度を調整

今回は彩度をここでガッツリあげる.事後の処理が違うからだろう.
前回は顔を選択して局所的に彩度を挙げたが今回は違うようだ.
ここでは彩度を挙げた上で,チュートリアル内で使われているfootage内のウッドデッキのブラウンな色を強調するためにカラーホイールでカラーをやや調整していた

3.3段のレイヤーノード・Lookを追加

加算モードをソフトライトに
一番上のlookノードで彩度を0にする
3段重ねてコントラストが強烈になってしまうので,expノードで持ち上げてやる
lookの二段目に戻り,色相Vs彩度に移動して写真のように調整する

day2 色相vs彩度


4.Look adjでハイライト域を補正

Lookノードの三段目はいったん置いておいて,look adjでハイライトを持ち上げる
ここでは前回と同様に,編集可能なスプラインにチェックを入れた状態でトーンカーブ全体でハイライトを持ち上げた.
どうやらこの人のノードはある程度決まった形があるようだ

5. skinの調整

ここではskinとしているが,チュートリアル内ではウッドデッキを調整していた.
昨日の復習を兼ねて顔をクオリファイヤーで選択
ここで今日の大きな学びは気おりファイヤータイルの右側にノイズ除去やブラーの設定がありより細かく設定を行うことができる.
これによって今回は昨日以上にきれいに顔を選択することができ,昨日のように再生中に
ノイズが出るようなこともなかった.
(ノイズの原因としては他にフリッカーが乗っているのもガンインとして考えられた.マスクのちらつき方がフリッカーぽいし撮影したとき確かにフリッカー気になったし
Davinci用のNeat Videoh欲しい...なぜpryの方の買ったんだ俺...)
さらにチュートリアルではカスタムシェイプでのマスクの切り方とトラッキングの方法についても触れていた.今回実際に練習しなかったので追々戻ってきて練習したい.
もちろんクオリファイヤーによる選択範囲にはカラーホイールを用いて任意の色を
入れてさらにトーンカーブで露出の調整を行っていた.
やはり前回のチュートリアルでやっていたスキントーンの調整と同じ
結局のところオレンジ系の色に仕上げる部分は個別に選択して調整してやらないといけないというわけだ

6.マスクを用いた全体の露出の調整

チュートリアルで使用しているfootageは日の丸構図になっており,中心に被写体があるため,円形マスクを縦長に伸ばしてソフトの値を100くらいにして画面全体に段階的な
マスクをかけていた
これでトーンカーブのハイライト領域を持ち上げてやると,中心ほど明るく補正されるということになる.これでより主題が明るく,周りは暗くなり視線誘導効果があるといったところだろう

7.アウトサイドノードを追加

アウトサイドノードを追加し前出のマスクの選択範囲と反転した領域を選択.
今度はトーンカーブの中域を引き下げることで画の四角の露出を引き下げた
さらに,輝度vs彩度でハイライト側を引き下げて,チュートリアルでは雲を,自分の方では白い壁を真っ白に近づけるような処理を施した.

6と7のノードがあるのとないのでは印象が全く違う
この処理は大事

6,7の処理あり

day2 6,7あり


処理無し

day2 6,7無し

ちなみにこの2枚は編集画面でのスクショ
横着しました

8. global adj

ここでは前回同様シャドウをいい感じにする
今回はトーンカーブタイルのローを少し引き揚げ,リフトをほんの少し下げた
ちょっとマットな感じでfilm like なlookになる
ちなみに前回も同じような処理をしている

これでコマーシャルルックは完成!

ここからは緑に全体を振ったfilm lookの解説

9.三段レイヤーノードの追加

ちなみにレイヤーノードの追加はoption+L
今思い出した

10.1段目 cine look

ここでは全体に緑色を加えていく
ガンマを緑に寄せていき,ちょっとやりすぎなくらいに緑を載せる.
この時,レイヤーノードの加算モードがデフォルトで変化が見えないため,
下の二つのノードはオフにしておく

11.2段目high lightの調整

ここでは,一段目でのせた緑色がハイライトに乗るように調整する.
クオリファイヤーの輝度の低域のソフトの値を20くらいにして,低域の値を70くらいまであげる.
こうするとハイライトにだけ緑が乗っかるようにな流.
チュートリアルでは空も写っているfootageを使っていて,空には緑を
載せないようにグラデーションマスクを反転してかけていた
こうすることで空以外の部分に緑色が段階的に乗っかるようになる

12.3段目 skinをコピー

skinノードのマスクをコピーして持ってくる.
なんとOptinを押しながらドラックアンドドリップでコピーできてしまう
めちゃくちゃ便利
ここではskinカラーのブーストは必要ないので,カラーホイールはリセットしておく

13. film lookの追加

最後にノードを追加してトーンカーブタイルのLSを30くらいに
さらにカラーホイールで
リフト 下げる
ガンマ 上げる
ゲイン 下げる
と処理してやってよりfilmlookに近づける

今回はこんな感じ,nodeもせっかくなので記録しておく

画像3

最後のレイヤーノードで緑色を載せている.

本日のまとめと今後の課題

やはり人物が主題のカットでは肌を抜いてカラー調整しないと思ったようにはいかないのだなと感じた
この型のチュートリアルをやって一つの方を身につけた上で,また別の方のやり方も身につけていきたい
カラグレはかなり人によってアプローチの仕方が異なるように感じている
次はできれば日本語がいいな...
細かいところわからなくなるし...
なぜその処理をするのかということまで理解しないと,いざ自分でカラグレするときにどの方法が最適かをちゃんと導き出せるようにしておきたい.

今回のチュートリアルでより実践的なクオリファイアーの使用方法を理解できた.昨日よりも同じカットでうまく選択できるようになっていた.
一方で,それでもまだカットによっては肌を上手に選択できない場合がある.
・背景に肌に近い色がある
・肌の面積が広く階調も広い
・服が肌に近い色
クオリファイアー葉版のな訳ではないので,マスクで対応する術もしっかりと学んでいきたい.
マスクを二つ切る際の方法やその時のアウトサイドノードの扱い方,クオリファイアーを二段でかける方法などもあれば見つけていきたい.
昨日のようなクオリファイアーで顔を選択し,アウトサイドノードでそれ以外の範囲に青をのせるような場合,マスクが二つある場合にはどのように扱えば良いか,まだ方法が分からないからだ.

また,まだ風景のような主題が人ではないカットのカラグレには挑戦できていないので,そのうち機会を見つけて挑戦できるようにしたい.

今回,練習用にFreeのB-raw Footageをダウンロードして使用してみたが,正直s-logなど目ではなかった...
早くbmpcc4kが欲しい...
一方で,それ以上にライティングの力はやはり凄いのだと感じた.
ライティングによってその画の出せる色味,質感は決まってしまう.
現在メインで練習に使用しているAikaの正面のClipは,LED2灯とハロゲン灯2灯をいずれもディフーズなしで直接当てているためかなり絵の印象がかたい.
(ライティングはこれでも過去一番の出来....)
自分の求めているようなマットな質感を無理に出そうとするとシャドウが潰れ切ってしまうの.
やはり自分でカメラを回すのであればライティングの勉強は必要不可欠である.
今年中に体系的に学んで実践し,少しづつ自分のものにしていきたい.

ってやりたいことが多すぎるな...
頑張ろう
好きなことはやっぱり楽しいや

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