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富山で、働いて、笑おう。

こんにちは、まさるです。僕は常々、富山に移住する人が増えたらいいなあと思っているんですが、「おためし移住サービス」を運営していると、富山には住んでいないけれど、富山のために全力で働いている人たちに出会うことがあります。

富山が故郷ではない、それまで富山に縁もゆかりもなかった人たちが、富山のために全力投球している姿をみて、ちょっと不思議に思うこともあるんです。

なんでそんなに一生懸命になれるんだろう?

今回はその一人、三井不動産で働く木村渚さんのストーリーです。

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最初は、大都市を中心に担当していた木村さん

大学を卒業後、ディベロッパーの道を選んだのは、自分とは全く違うバックグラウンドを持つ人たちと、チームになって仕事がしたいと考えたからです。実際に、設計士の方、ゼネコンの方、地権者さんやビルの管理を行う方など、幅広い世代・業種の方々とお仕事できているのは非常にありがたいことです。

現在の私の主な仕事は、商業施設のテナント営業。「出店したい」と言われて対応する受け身のイメージがあるかもしれませんが、全くそんなことはありません。新ブランドに飛び込み営業することも多く、断られることが「当たり前」の仕事なんです。一度断られてからが本番です。

日本橋担当時代には地域のお祭りにも参加

最近取り組んだ首都圏でのプロジェクトは渋谷の「MIYASHITA PARK」。MIYASHITA PARKは稀に見る”モテ物件”で、出店の問い合わせが絶えませんでした。

でも、三井不動産が手掛ける初めての渋谷の商業施設だから、「新しさ」がほしくて私なりに考えて交渉しました。運よくルイヴィトンさんの世界初となるメンズの旗艦店の出店が決まったり、足繁く営業に通った、鎌倉と南青山に店舗を構えるジュエリーショップ・gramさんの初出店などが叶ったり、いろんな縁に恵まれて、商業施設初出店が32店、新業態は29店、日本初出店が7店の「今まで見たことがない施設」になったと思っています。

「日本橋とやま館」

営業に異動する前の部署で日本橋を担当していたときに「日本橋とやま館」というアンテナショップの方々とは一緒にまちづくりをしていましたが、実際に富山を仕事で訪れたことはなくて。

そんな中、私が富山県小矢部(おやべ)市にある三井アウトレットパーク北陸小矢部を担当することになったのは、2020年にアウトレット担当の部署と、私の部署が統合されたからです。

三井アウトレットパーク北陸小矢部

私の仕事は、アウトレットのテナントを決める営業の仕事ですが、三井アウトレットパーク北陸小矢部は北陸で唯一のアウトレットであることや、小矢部市にはショッピングモールが少ないことなどから、「地元密着」の施設づくりを心がけてきました。アウトレットパークとしては珍しいコンセプトです。

弊社が、小矢部市で盛んなグランドホッケーの練習場である小矢部市営ホッケー場のネーミングライツを取得し、2021年に「小矢部ホッケーフィールド by 三井アウトレットパーク」が誕生したのも、そんな施設コンセプトがあったからなんです。

もちろんテナントを決めるという私の仕事には全力で取り組んでいるんですが、元々好奇心が旺盛なこともあって、それ以外にイベント企画なんかもしちゃってます。アウトレットパーク北陸小矢部を、より一層富山の人に愛される施設にしたいという思いがどんどん強くなってきてしまって(笑)。そのために私ができることに全力で取り組みたいし、それが私の楽しみなんです。

最近では、コロナ禍での学生生活を余儀なくされた富山県の高校生たちに向けて「#アウトレット小矢部卒業祭」という企画を行いました。地元の新聞社である北日本新聞さんとタッグを組んで、紙面上でも同じ企画を展開

実際に富山の高校生のお写真を提供いただき、高校生自身にある意味特別となった高校生活を振り返っていただくと同時に、送り出す大人たちからのエールもお伝えしました。

三井アウトレットパーク北陸小矢部内には県内の高校生から寄せられた写真を展示しています。「ミライは、きっとあかるい」ーーそんなエールが届いていれば嬉しいです。(2022年3月末日まで)

#アウトレット小矢部卒業祭 パネルの前で

仕事で関わる前は、世界一美しいスタバがあるとか、魚は美味しいくらいのイメージしかなかった富山ですが、仕事で何度も訪れるに従って、立山連峰のかっこよさや地元の人たちの優しさ、そして富山愛の強さを感じるようになりました。

そういう「愛」のある人たちと一緒に仕事をするって、とても気持ちがいいんです。それに、より意味のある仕事ができると思っています。

世界一美しいスタバと立山連峰 ©️とやま観光推進機構

これから富山でやっていきたいことはたくさんあります。今回のプロジェクトで県内の高校との繋がりができたので、高校生のダンスイベントを来月企画しています。さらに、もっと小矢部に長時間滞在してもらったり、日常的に訪れる場所になるような仕掛け作りも考えています。

なんでこんなに富山に一生懸命になれるのか…?

それは、富山が愛に溢れた「あたたかい街」だからだと思います。

あ、実は今日の夜も、富山の方々とご飯を食べに行くんですよ。こうやって、プライベートでも縁がつながっているのは嬉しいですね。

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富山県にあふれる富山愛を感じ、同じくらいの愛をもって富山で仕事をしている木村渚さんに、素敵なお話を聞かせていただきました。

最後にちょっと宣伝です。
僕たち「ためスモ」は富山への移住を検討している方々に、面白い富山人を繋ぎ、富山の魅力とリアルな声を伝えるための「移住体験サービス」を展開しています。

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一度、僕たちにご連絡ください。


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