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意外にみんな、根拠なき情報を鵜呑みにしている

先日のsession22を聴いていると、パーソナリティの荻上チキさんが川崎殺傷事件の報道について苦言を呈していた。

まだ正確な情報がほとんどない状態で、精神科医などを登場させ、犯罪者の心理分析をさせるといった報道への批判だ。

何が問題なのかと言うと、因果関係が不明な情報や、本人の同意なしの情報しかないにもかかわらず、精神科医などを登場させてコメントさせることで、視聴者を「分かったつもり」にさせてしまう危険性があるという。

そのコメントをもとに不毛な議論がなされたり、誤った認識が形成されたりしてしまうこともある。

この件については、ピエール瀧氏の報道を例に、荻上さんらが記事にもまとめている。

このまえ、同じような趣旨の記事を書いたけれど、やはり無知の知は恐ろしい。

私は、とりわけ人に関するネガティブな情報は、基本的に「正しくない可能性がある」というスタンスで受け取ることが健全だと思う。

世の中は、他人のうわさで溢れているけれど、根拠のある事実は多くないように思う。多くは、話し手の主観にもとづく認識だったりする。

にもかかわらず、みんな、人の言うことをそのまま鵜呑みにして信じ過ぎではないかと自戒を込めて言いたい。

私は社会人になってから、人は話を盛ることを知ったし、不正確な情報でも正しいことのように語られることも知った。

だから、大事なことであればあるほど、自分でいくつかの情報を取りに行く姿勢を持つべきだと心から思う。


花を買って生活に彩りを…