MARPS_ファンマーケティング_0423

前提_
・ファーストフォロワーの考え
まず前提としてファネル後半のみに影響するものではない、前半においても重要。①製品・サービスの魅力を見つける ②それらを周囲に伝える
例はPMFの段階など。
(→コミュニティ内だけの施策で終わるとただファンのLTVが上がるだけでROIが合わない、外に効かないと意味がない)
・ファンマーケティングを行う前に
顕在的な需要に応えるプロダクト、だからこそ潜在的にもアプローチが効く

ファンに対するマーケティングではなく、
本質=ファンと一緒に作るマーケティング
🌟ファーストフォロワーに徹底的に向き合うことが重要

課題かつポイント_
・組織横断で実施できるか
 →コミュニティマネージャーの動きにとどまらない(商品開発や改善、インナー施策、考えの啓蒙など)
・成果は短期、長期で見るべき
 →短期=数字、中長期=ビジョンの両面でKPIを追う

質問_
Q_BtoBも効く?
A_効く。例はsansan。

Q_ファンマーケティングの方程式はある?
A_ない。結論フォーマットはないが、成功ブランドは事象に対して各個別のやり方で丁寧に向き合った結果である。

注意_
・全員におもてなししてしまうと危険
熱狂的なファンなのか、単純に新しいものに食いついている者なのか、という見極めが重要

・ファンと向き合う上で必ず失敗は起こりうる
どれだけ対策を講じても、前例もなければトレースもできないからゼロ失敗はありえない。(そんなに甘くない……)
まずは想定しうるリスクに対処した上で、試行錯誤しながら失敗を重ねて改善していく。

事例_とくにもかくにもユーザーボイスを聞く重要性
とはいえ、N=1が必ずしも全体にも通用するわけではないため
ファクトではあるが、あくまでも"ヒント"として捉え、そこから価値を探す

・snack.me

  1.  週1でファーストフォロワーのインタビューを継続実施

  2.  そこから「Who」「What 」の価値を掴み、サービス開発へ反映

・Postcoffee

  1.  メディア露出とイベント実施でUGCを生む

  2.  丁寧にUGCをチェックする中で特定のUGCから「Who」「What 」を掴む

  3.  7つのセグメントに分け、うち3つのセグメントに注力

事例_価値の伝え方
ファーストフォロワーが自発的に発信したくなるような設計をつくる

・メルカリ
マスが効かなくなったタイミングで、潜在的に出品意欲を持つユーザーへのアプローチ

_施策
ver01_200名規模のFBコミュニティ → △
ver02_16名のサロンメンバーへ直接オファー → ファーストフォロワーの発信を支援する
メリット:ファンへ無償で公認マークを付与、講師依頼時は謝礼を払う

・YAMAP
ある一定のユーザーを獲得したのちのユーザー層拡大

_施策
ファーストパーティデータ(登山ログ)を用いて、他のユーザーにとって価値のある情報を発信
例は道迷いランキング(行政との対策にも……。)、リアルタイム紅葉モニター、リアルタイム〇〇モニター。

参考書類_
コ・イノベーション経営

インタビュー実践メモ_
・1対1はオンラインが多い
・2対2だと本音が聞きやすい
・最も重要なことは、ユーザーにとっての価値を訊く
・謝礼は各社自由に

〜ポイント〜
嫌いなことは言語化しやすいけど、好きなことは言語化しづらい
(なぜ?を訊くのではなく、どのように?を訊くべき)
→直接「What」を聞こうとしない、「How」を深掘りする中で
それらをヒントにマーケターが「What=価値」を考察する

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