わたしの色
薄まっていく気がして
消えてしまうような気がして
人に合わせるのがこわくなった
自分がなくなりそうで
人といるのがこわくなった
消えたくないのに
薄れたくないのに
合わせないと、溶け込まないと
そこにいることもできなくなりそうで
だけどほんとうは
重なっても
調和しても
合わせることでも
自分を隠そうとした時でさえも
ずっとわたしの色は消えずに
ただわたしのなかに存在していたんだ
なにものでも消えない
薄れない
濁されることもない
誰かの色と混ざれば
より美しくなる
溶け込むと
新しい色が生まれる
共に在っても
ちゃんとここにある
わたしの色
いただいたサポートで、お菓子を買います。 悲しくなった時にそのお菓子を食べて、また書いたり読んだりコツコツ紡いでいきます。目をとめてくださってありがとうございます*