白山吉光くん顕現から蘇る記憶
文京区の白山神社は、こじんまりと静かでとても美しいところです。ん?なにやら視線を感じませんか?
6月のあじさい祭りの頃、雨降りの早朝にこんな場面に出会いました。
雨音だけ。都会の静かな一角です。
同じく白山神社。桜の季節には、ぽっと頬を染める色白美人がおわしまするような。御祭神の菊理媛神(くくりひめ)はさぞかし美しい方なのでしょう。
突然ですが、わたしは2020年1月末よりオンラインゲーム「刀剣乱舞」にハマっています。そこまでの経緯はまたそのうち。
個性きわだつ魅力的なキャラクターがたくさん!複雑で重層的な歴史エピソードに彩られつつ、シンプルに遊べる濃厚な世界に目を見張ります。
先日はビギナーズラックで、超レアキャラらしい「白山吉光(はくさんよしみつ)」くんをお迎えしました。
とても希少な剣(つるぎ)に分類されるそうです。「反りがなく、まっすぐで、とてもきれい」で、少しぎこちない話し方をする不思議な美少年です。
白山(はくさん)といえば、なんといっても北陸の美麗なる霊山。
日本史パッパラパーのわたしではありますが、「白山」つまり、北陸の白山、石川県の白山比咩神社との関連がある?とおもいつきました。
白山吉光(はくさんよしみつ)は、鎌倉時代に作られたとされる日本刀(剣)である。日本の国宝に指定されており、石川県白山市の白山比咩神社所蔵。
なるほど。やはりそうでしたか。
寛永10年(1633年)12月、徳川家光の養女大姫(清泰院阿智子、水戸藩主徳川頼房の四女)が加賀藩3代藩主前田光高に嫁いだ際の持参品。
(中略)
明暦3年(1657)に4代藩主綱紀が亡母清泰院の冥福を祈念して白山比咩神社に奉納した。
ああ。だから「嫁入り道具であり、冥福を祈るものでもあります」と言うのですね。
治癒の力、祈りの力、不思議な力。
多くの不安と混乱が落ち着いて、平和が戻りますように。
苛立つこころ、乱れるこころが平穏に保たれますように。
こころ穏やかな春が迎えられますように。
治療家としての腕を磨くはずだったのに、いつのまにか占い師になっています。どこに行ってもしぶとく生きていたい。