2021年8月11日、父が他界した。 朝焼けの美しい日だった。 入院してから13日でいなくなってしまった。 その日の朝までの記録と記憶。 一年が過ぎたいま、残しておこうと思う。
通院に付き添って行くたびに、父はだんだん元気がなくなり、足の浮腫が気になるようになってきました。 それまで父の状態を理解し寄り添ってくれていた医師が転勤となり、春から違う医師に代わりました。 元気がなくなって、利尿剤を服用するも浮腫が改善しないため、何か手立てを考えてくれるものと思っていました。 しかし、何の検査も提案もなくそのまま経過観察に。 この頃には自力で立っていられず、移動は車椅子になっていました。 積極的な治療はしないということが、ただ弱っていくのを何もせず
父は一度手術をした大腸がんが二年前に再発し、認知症の診断も受けている状態でした。 がんの手術の決断がなかなかできず、ぎりぎり出来るかどうかだった体力も低下していきました。 認知症で判断ができなくなっていたんだね… 年齢的にも体力的にも、手術も抗がん剤もしない方向で、定期的に病院へ通うことに。 認知症も進んでいたので、在宅で母が一人で面倒をみるのは難しい状態でした。 ショートステイを繰り返し、月に25日前後は施設のお世話になっていました。 通院の日は、私が施設に迎えに