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32p漫画の感想とアドバイス
田丸はるかです!先日DAYSNEOさんという講談社の漫画投稿サイトに、32p漫画を投稿(掲載)いたしました。
4回目なのですが、アドバイスは一度ももらったことがなくて、今度こそは貰えたら嬉しいなという思いでしたが…
ひょっとしたら今回も貰えないかも…という可能性が浮上しました。
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それはなぜか…?今日はそのお話をしたいと思います。
私の漫画は「ぬるい」!?
私が初めて描いた32p漫画「推し友Forever」を読んでの感想で、
「ぬるい」という感想をもらったという話は、以前記事で書いたと思います。
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実は…最近再び同じ感想をもらい、計2名に同じ指摘をされたので
流石に2回も同じことを言われたとなると、「こりゃどげんかせんといけん!!」と感じたのです。
ちなみに、1人はフォロワーさんではない通りすがりのTwitter氏
もう1人は関東からたまたま遊びにきた叔父です。
Twitter氏の方は、DMではなくて、漫画を再掲した時のリプにて。(「ぬるいというセリフを発しているキャラの漫画の一コマ」を切り抜いて貼り付けるタイプの伝え方で、斬新だなと思いました)
叔父は向こうから「見せて」と言われてURL送ったという経緯です。
ここだけの話、はっきりいうと「ショック」でした…。
それと同時に「ぬるいと漫画として成立しないのかな…どうしよう」と不安になりました。
確かに「推し友Forever」は、『推しが変わって、それを隠して、2人の友情はどうなる…?』というだけのストーリーで、全体のほのぼの感は否めないです…。
でも、マンガ専科の同期にネームを見せ、アドバイスをもらいながら作った1話であり、みんなに面白いと言ってもらえた自信の延長で描き切った32pだったので、(読者に制作の背景は知るよしもないけれど)たった3文字で印象を表現されるのは、あまりにもキツイ。
ですが「改善すべき部分」であるのも事実。
Twitter氏は通りすがりの方なので詳しいことは聞けませんでしたが、叔父はもう少し踏み込んだ感想をくれました。
「世の中には、もっと毒がある」
つまり、私の漫画にはリアリティがないということでした。
とりあえず「毒」というワードを受け止め、ならば作中の2人に喧嘩をさせたり、事件性を付け加えたりすればいいのかな?と浅く考えました。
2人が喧嘩をする…ちょっと嫌だなと思いました。私自身女同士で激しい喧嘩をしたことがなかったし、言い合いは苦手で、すぐ折れたり我慢するタイプでした。
そもそも、物語にメリハリがつくからという理由で、自分の嫌いな表現を取り入れて、その漫画は面白くなるのか?漫画を描くってそういうもの?商品だから妥協するべき?
…このままでは、1人で悩みっぱなしになるので、誰かに相談しようと決めました。
マンガ専科の卒業生にDiscordで相談
マンガ専科卒業後に利用できるDiscordにて、勇気を出して32p漫画のリンクを貼り、前述の件とアドバイスをくださいという文章を書き込みました。
そして、ありがたくも3名の方にコメントを頂けました。(4/22現時点)
詳しくは書けませんが、本当に嬉しく、ためになるお言葉の羅列でしたので、少しだけ抜粋させていただきます。
・田丸さんはほのぼの系漫画を描く、ほっとする系の作家さん
・こんな友だち欲しいと思った
・想い合うだけでもドラマになる
▼こうすればもっといいかも!というアドバイスも。
・クライマックスで〜〜〜するのをみたかった(〜〜〜は具体的なエピソード)
・アクセントを混ぜるくらいがいいと思う
・各媒体を意識すればいいかも!
※原文ママではないです※
もらった言葉全てに感動し、学びになったのですが、その中でも特に心に残ったことを順に説明していきます。
まず「ほのぼの系」と聞いて、いつの間にか「漫画とはこうだ」と決めつけていたことに気づきました。同じ漫画愛好家でも、ほっこりしたい読者もいるし、スカッとしたい読者、様々いるなぁと、それぞれの需要があることを忘れていました。
次に「こんな友だちほしいと思った」という言葉には、ある記憶を思い出しました。
私は高校1年生の時、友だちが1人もいなくなってしまって、悩んでた時期があって、
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「明日も学校か〜」と暗い気持ちを抱えながら寝る前に、いつもある漫画を読んでいました。
ギャグ漫画でしたが、主人公が、夢を叶えようと挑戦していく過程で、謎の男と出会い、いつしか同居し、はちゃめちゃな日々を送っていくというものです。(これでなんの漫画かわかったらすごい)
当時これを読みながら、「私も高校を卒業したら、こんな面白い出会いがあるかも知れない」と日々の辛さを慰めていました。
漫画ってかつては「知らない世界をのぞける娯楽」だったけれど、段々世の中に楽しいことが増えてきて、何事にも新しさを感じなくなってしまって、漫画に新しい刺激を求めなくなったと、どこかで聞いたことがあります。
だけど、「こういうことが、いつか自分にもあったらいいな」と日常に対する小さな希望を抱く読者だって、かつて自分がそうだったようにきっと居る、「私は、私の読者のために漫画を描くんだ」と初めて思いました。
「推しフォバ」も「優花里さんみたいな人に出会いたいな」と思ってくれた人が居てくれて、
無理して作為的なシーンを入れたら、そんな人たちががっかりするかもしれない。そういうことを考えました。
私には私の良さがある。
しかしながら…やっぱり単調な漫画はダメだよねと思っていたら、
「媒体によってストーリーの表現は変わってくる」、という今ならではの漫画事情にも、相談に答えてくれた方の言葉で知ることができました。
これには成程…と深く納得。SNS漫画と雑誌に掲載される漫画は種類がちょっと違う、と前から思っていましたが、話を聞いてそう言うことか、と。
他にも色々金言いただき、本当に励みになりました!!(私も皆さんが相談された時、絶対に答えよう…!!)
次回作に向けて
さて「ぬるい」をどうしよう…ということになるのですが、
相談に答えてくれた方々もそれは、「自分も難しい」とおっしゃっていて、
じゃあ最近やっと32p漫画を描いた私なんて、できなくて当たり前や…と反省しました。
藤田和日郎先生も著書に書いておられた通り、とりあえず描くしかないのかもしれない。
「喧嘩は違うのではないか」というご意見が多かったのには、少しほっとしてます。
シスターフットって、別にキャットファイトとは違うか…。
私はどういう読者を楽しませられるだろう、と想像しながら、私なりの「毒」を見つけていきたいと思います。
DAYSNEOさんにコメントもらえないかもの理由は、「雑誌掲載には向いてない漫画かも」と感じたからです。
次回作は、もう少しそこを意識してみます。期待しててください!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!
▼4つの演出を書き出したもの
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