性格診断が忘れられない話

webでできる性格診断なんていっぱいあって、今までやった中でいちばん信憑性がありそうなのがエムグラムなんだけど、それとは別の性格診断がTwitterタイムライン上に散見されてまして。「あなたの適職」に呪術師とか教祖とか、ちょっとネタっぽい感じだったんだけど、まあ取りあえずやってみたんですよね。で、結果の一部がこれ。

あなたはあんまり特徴ないですね、って結果は割と他の人の結果でも多いようで、あれだけ質問に答えたのに精度はあまりないのかな、とは思ったものの、思い返せばいろんな性格診断やカウンセリングでも、このようにはっきりと、はっきりしない回答を言ってくれるところはなかった。
あなたはいままで適当に生きてきたんですね、でもそれで生きて来れたのはすごいですね、なんて、なかなか言えないと思うし、言われたことなかったからなんだか新鮮な衝撃でした。
そっか、特徴なくてもいいし、何者かになろうと思い込まなくてもいいんだ、って。
何者かになるというのは社会的に課せられているような問いとしてあるのだろうけど、それが全ての人に当てはまるわけではないし、逆にしがらみとなって「何者かにならなきゃいけない」という苦痛、重圧を感じることにもなるのかもしれないな、私はそれに囚われていたのかもな。
何者にもなれずに悩んでいるのなら、「何者かになる」ことが自分にとって最善ではなくて、何者にもならないところに幸せを見出すこともできるのかもしれないな、と。

まあ、ないたいものとかやりたいこととか、ぼんやりと浮かんではあまり手を付けられずにいるけど、そのような人なのだ私は、と思っていればそれはそれで幸せなのかもしれないし、そうあることに罪悪感を感じなくてもよくなるのかな、と、少しだけ生きやすくなったような気がしていているのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?