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要町交差点

東京は空が狭い。狭いというか、窮屈に感じる。ビルヂングが多いからなんだろうけど、一番の理由は“下界”の慌ただしさ。空を見上げることも忘れて、足元ばかり見てしまっているのではないだろうか?

東京メトロ有楽町線、要町駅。
改札を出て、階段を登ると見えてくるのが要町交差点だ。
山手通りと首都高速中央環状新宿線を繋ぐ、大きな十字路。
交通量も多いせいか、どこかせわしない。
だけど、要町交差点に来ると、なぜか気持ちが落ち着いてしまう。

池袋駅西口から真っ直ぐ進み、祥雲寺を越えて、要町交差点へ。
輸入食料店でパスタを買い込んで、ブックオフに寄って……
信号待ちの間、そんなことを考えながら、ゆっくりと視線を上に向ける。

ここだけ空が広いのだ。パノラマ写真のような、引き伸ばした空。
夕暮れ時が一番いい。空の色が融け合いつつ、足元には都会の日常が目まぐるしく動いていく。

幻想的。でも、どこか懐かしくて、人間の文明臭い。

信号の色が青に変わった。
ペダルを漕ぎつつ、「もうちょっと見ていたいな」と毎回思ってしまうのである。

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絶賛休業中のフリーライター。ねとらぼにて50本以上記事を掲載したことがあります。noteではサッカーやうんちやその他どうでもいい事象についてコラムを書いています。お仕事の相談も大歓迎です。

コメント3件

交差点の好き嫌いって、そういえば無意識にあるかもしんない
>古田さん 高架下の信号は何か嫌いなんですよねw 息苦しいといいますか!
>流石さん 初めまして!こんな場末のnoteを見つけてくださり、感謝しきりですw 本当ですか!自分も割と近くに住んでるんですよ~!いつもは小汚いことばっかり書いてるのんで、noteでは綺麗な文章を書いていきたいなとw
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