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シベリアを自転車で走る。


いよいよ、シベリア遠征まで3ヶ月ほど。

このシベリア計画は
2018年厳冬期アメリカ横断してる時に思いついた旅だ。あの厳冬期の北米を走れればシベリアも走れるのでは?と言うもの。寒さの免疫は北米で学び、積雪の対処は翌年厳冬期の北海道年越し宗谷岬で学んだ。

それから10ヶ月が経過しようとしている。
ルートはほぼ確定した。
後は体力面と装備リストの厳選。
体力面のトレーニングはどうしてもサラリーマンとして平日は仕事で週末は当番で出勤や休日出勤(振替休日はある)などがある為(全部言い訳だろう)なかなか思うように調子を上げてこれない。9月になりいよいよ焦りを感じこのままでは厳冬期年越し宗谷岬の二の舞になる。
と、確信した為、重いペダルを回す。
年越し宗谷岬の二の舞とは、ほとんど話していないが南国の宮崎から碌にトレーニングもせず札幌行きのフライトチケットを買って
自転車を担いで白銀の世界に飛び降りる行為の事だ。案の定身体が動かず現地集合で同行ツーリングする相方の足を引っ張る始末だった。
まあ言い訳するなら、相方が650bのツーリング車に対して自身は20inのミニベロだった事くらいだろうか。

とまあ、痛い目を見たわけで。
更に今回は海外、しかもシベリア、からの厳冬期ではないか。そして、単独の走行。
街中を走るわけではないので助けを求める事も考え難い。加えてロシア語圏。それに対して粗末な英語とジェスチャーしか備えていないではないか。クレイジー過ぎる。

次回のシベリア遠征に持ち込む自転車は
フラペで27.5+のセミファットバイク。

走行抵抗は大きいがロシアの路面コンディションを考慮すれば妥当だろう。
スパイクタイヤを履かせ、バイクパッキングスタイルを導入する予定だ。
これまではリアキャリアを使用して両サイドにパニアバッグを付けるスタイルだった。

今月から徐々に走行距離を長くし、凝り固まった身体に感覚を取り戻させる。
そしてようやく100kmは走れるようになってきた。
100km/dayの計画なのでシベリア遠征までのトレーニングは連日150km走ってもバテない程度には上げたい。(上げなくてはならない)厳冬は防寒着や雪面走行のストレスに加え体温を維持する為に身体が必然的に発熱しジッとしていてもカロリーを消費する。そんな中100km走る計画に対して100km走れる体力で日本の秋の気候でトレーニングしても敵わないのは目に見える。寒さは現地で直ぐに順応するが基礎体力はもっと必要。低カロリーで長く走る力が必要になる。無駄にカロリーを摂取せず、無駄な力を入れず、路面をよく見て、登り降りでは力で走らない。長距離を走る上で心掛けているのは如何に止まらず、惰性や重力を上手く使えるか。

日程 : 2019/12/29〜2020/1/3(6日間)
ルート:ウラジオストク〜ナホトカ【250km〜300km】
想定気温 : –10度 〜 −35度
自転車: SANTACRUZ CHAMELEON 27.5+


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