感じていますか、水瓶座冥王星

明日は天秤座で満月です。
スタートのエネルギーが強い牡羊座にいる太陽の真向いに月がやってきます。ここまでの２週間ほど、長い目で見ると半年ほどの結果が出る時。

存在に関わる傷

今回の満月は牡羊座側の太陽が「傷と癒し」を表すキロンに重なっているのが印象的です。牡羊座は私たちのアイデンティティや自我に関わるので、「存在していることの傷」「生まれたことによっておってしまった傷」という根源に関わるような心の傷、あるいは健康のことで結果を受け取るような時です。社会全体で見ると「人であること」「人間としての」存在意義を問われるようなこともあるかもしれません。AIではなくて、あなたでなくてはいけない理由は何ですか？

太陽とキロンが重なる位置のサビアンシンボルは「婚期を過ぎた未婚の高貴な女が二人、沈黙して座っている」です。そして月のサビアンシンボルは「引退した船長が港の船を見ている」です。太陽側も月の側も共に、一つの時代が終わった、「余生」のような印象を受けます。それなりに華やかで、ある程度の尊敬を勝ち取り、そして今は静かな余韻に浸っている。今の時代を象徴するかのようです。

冥王星水瓶座時代を予感させる発言

3月の24日に冥王星が水瓶座に入りました。今回は一時的な滞在で6月にはまた山羊座に帰っていくため、この約3カ月はお試し期間な感じ、2024年末から始まる冥王星水瓶座時代の予兆を感じられる時だと何度か書きました。
そして、冥王星水瓶座入り前後に注目を集めたChatGPT、さらに数日前のイーロンマスク氏のAI開発に関わる発言。一昨日昨日と牡牛座入りしたばかりの水星が水瓶座冥王星とスクエアを作っていて、影響力のある発言が出てくると、インスタライブではお話しましたが、まさにそんな感じでしたね。AIが人を超えていく、まさに冥王星水瓶座時代を感じさせられる流れです。余談ですが、以前にも書きましたが、ChatGPTや無料動画の存在は今後教育を大きく変えていくと想像されますが、その教育と関連の強い双子座に破壊のエネルギー天王星が入っていくのは2025年から26年にかけてです。

今回の満月では、冥王星はほかの天体に対して大きくエネルギーをかけてきてはいません。ですので、ITだのAIだのの脅威は、まだ「議論」の段階と言うか、差し迫った感覚にはならないでしょう。議論を読んでいる水星は冥王星からのスクエアをようやく抜け出したところでドラゴンヘッドの位置に重なり、時代を予見するような発言も出てくるでしょう。そこには経済的な変化も重なってくると思います。

地の時代の名残り

そんな大きなうねりの中で、私たち個人は、まだ物質的なもののありがたさを享受している感じです。「地」の時代名残を楽しんでいる時で、おいしいものを食べたり自然に触れたりすることで物のありがたさを楽しむ時かもしれません。日本やメルボルンでは満月は３－９ハウスで起こり、情報を得ることや学ぶという分野で何らかの結果を受けとります。今後何を信じて、そのために何を学んで、ということへの指針が出てくるかもしれません。メルボルンをのぞくオーストラリアの東海岸では２－８ハウスです。お金の稼ぎ方、また国などからもらっているお金、投資にかかわることで結論めいたものに達するのかもしれません。