本当に欲しいものは何ですか?~金星と木星の方向転換
金星は順行へ、木星は逆行へ
本日、午前中に金星が順行へ、そして夜には木星が逆行に転じます。
同じ日に二つの天体が方向を変えるのも珍しいですが、
金星と木星が同時に、というのは更にレアです。
共にどちらかというと「ラッキー」「幸運」というイメージがあることも
偶然なのでしょうか?
金星は獅子座に3カ月滞在
金星は7月23日から逆行を開始し、1カ月以上
獅子座の中を逆行し続け、今日からまた順行に戻ります。
また、獅子座に金星が入ったのは6月5日、そして9月4日に
乙女座に抜けていきますので、獅子座には3カ月滞在したことになります。
獅子座さんは金星滞在の恩恵をたくさん受けたと思いますが、
スクエアの位置にいる天王星の影響でアップダウンが激しかったのでは
ないでしょうか?
木星は年内逆行を続ける
木星は今日から逆行に入り、順行に戻るのはなんと
12月31日です。
なんだか景気の良い大みそかになりそうでうれしいですね。
ただ、木星が逆行する場所のサビアンシンボルは
「神秘を暴露するために空しい努力をする年をとった男」。
一度は現実に失望することも暗示しています。
金星と木星が作るハードなアスペクト
今日、互いに方向を変える金星と木星、
8月22日に一度スクエア(90度)というハードなアスペクトを作り
ましたが、9月17日に再びスクエアを作ります。この間、
金星と木星はある意味ずっと緊張状態と言えるでしょう。
緊張状態、というのは、金星の方向性と木星の方向性がぶつかり合い、
どちらかを捨てる、あるいはどちらも妥協する道を選ぶ
ということになります。
金星と木星の緊張状態とは
金星が象徴するものは「悦び」「ワクワクするもの」転じて恋愛や金運、あるいは趣味のこと、などになります。また木星は「豊さ」「拡大」「増やす」ということで、これまた財運や恵まれていることに関係します。その二つのエネルギーがぶつかり合うのはどういう状態を言うのでしょうか?
金星の「悦び」は、ある意味目先の悦びかもしれません。とても個人的で、独りよがりなワクワク。木星は広い意味での豊かさ。
毎朝のインスタライブでお話しましたが、例えば恋人時代は楽しいデート、何も考えずにお金を使っておいしいものを食べたり旅行に行ったり、結婚したら生活のために貯金したり、お互いに義務ができたり。でもそこにはまた別の豊かさがある。安心感もある。…この例えが必ずしも適切かは分かりませんが、金星と木星のエネルギーの違いはこんな感じかと思います。
金星は目先の悦びと言いましたが、楽しいデートをすっとばして、安定した結婚生活に入ったとしてもやはり何かが欠けているように感じるように、両方経験したいし、できれば両方あると良いですよね。ただ、両方100パー得続けることは難しいのが90度のアスペクト。妥協し合うことが必要になります。
本当に欲しいものを知るのがみそ
それではここで、「どちらかを諦める」にしろ「妥協する」にしろ、そこで手にしたいものは何でしょう?妥協するのであれば、どの部分は捨てられるけど、どの部分は絶対に手放せないものなのでしょう?
…ちょっと余談になりますが、この「絶対に手放せないもの」すら手放せという天王星逆行エネルギーも入っているので、その根幹の願いも変わってくる可能性もありますが。…
話しをもどして、自分の中の「本当にほしいもの」を知っていることで、
この金星と木星のぶつかり合うエネルギーをうまく活かしていくことができます。何を捨てて何を得るのか?それが本当にあなたの望みなのか?
獅子座さんに聞いてみよう
獅子座のエネルギーは「子供心」「自分への絶対的な信頼」「自己表現」です。自分が欲しいものを割と本質的なところでつかんでいるのが獅子座さん。本当に欲しいものが分からない人は、獅子座さんの欲しいものを聞いてみると、欲しいものが分かるヒントになるかもしれません。ただ、牡羊座・獅子座・射手座さんたちは割と直観的なので理屈で「欲しいものの見つけ方」を説明してくるわけではないと思いますが。
葛藤するものの強い味方にもなる
金星と木星のエネルギーは、
いわゆる「ハード」という形でぶつかり合いますが、
木星が滞在しているのは牡牛座で、
獅子座の金星は牡牛座のために働くという側面もあります。
獅子座の純粋な悦びや願いが、牡牛座の木星の「安定させる」「基盤を広げる」という豊かさとぶつかりながらも確かなエネルギーをくれるでしょう。
何度も言いますが、そこであなたにとっての「欲しいもの」あなたにとっての「基盤」が分からないと、せっかくのエネルギーがぼやけます。
逆行中の金星はそのヒントをくれていたはずです。6月から自分に起きた出来事と心の動きをもう一度振り返り、欲しいものをリストにしてみるのもいいでしょう。そして木星が逆行する年末まで、自分が求める基盤や豊かさも見据えて、悦びと豊かさが融合する、次の世界へのステップを踏み出していきましょう。
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