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冥王星水瓶座入り~あらがえないエネルギー

3月24日、日本では日付が変わってすぐに冥王星が水瓶座に入ります。

アンテナを高くして感じ取ろう

6月11日に山羊座に戻り、2024年の1月21日に水瓶座に再び入宮するまで山羊座に滞在します。1月21日に水瓶座に正式に入宮と言うのもとても面白いです。なぜなら太陽とほぼ同時に水瓶座に入ることになるので。これについては、また近くなってきたら書こうと思います。いずれにしろ、この4月、5月というのは冥王星水瓶座時代の方向性を示唆することがたくさん起こると思うので、ぜひアンテナを高くして感覚でつかんでおきましょう。

ワンマン社長に振り回される社員

冥王星が水瓶座に入った瞬間のホロスコープを見て、この先冥王星が何をしようとしているのか予測してみましょう。冥王星から月に対して強いスクエアというハードアスペクトができているのが目立ちます。ただし、冥王星は水瓶座の最初の度数、月は牡羊座の終わりの方にいるので、星座同士の関係としてはスクエアとはなりません。ちょっとこの辺りはややこしいので説明は省略しますが、天体同士はエネルギーが強くぶつかり合っていますが、その居場所である星座同士は協調できる関係なので、ハードなエネルギーが緩和されると私は考えます。
いっぽうで太陽は冥王星から「セクスタイル」という激励するようなサポートのエネルギーを受けています。これは星座同士もそう言う関係なので、よりサポートが強くなると思います。
ホロスコープを観て社会全体を考える時、太陽は社会的な方向性、つまり政治とか経済とか全体的な動きを表し、月は一般大衆、つまり私たちの生活や心情などを表します。ということを考えると、冥王星はIT化、平準化、高速化、効率化など、水瓶座のエネルギーを大胆に推し進め、私たち一般大衆は忍耐したり、方向転換を強いられたり、という状況が出てくるのではないかと考えられます。冥王星の1回目の水瓶座入り、2回目の水瓶座入り、山羊座への一時帰還、の3回ともに太陽は強い刺激で後押しされ、月は少し苦しめの方向転換や混乱のエネルギーが入っており、ここからはまるでワンマン社長が腕を振るって会社はどんどん成績を上げるも、社員は振り回されて大変、というような雰囲気が地球全体を覆うような感じです。

行動がそろってくる

また火星も冥王星から制限されるというか、「ここに集中」と力を注ぐ先を強制されるようなエネルギーを受けています。ただこの場合も、火星は双子座にいて、星座同士のエネルギーは調和しているので、強制力も若干弱まるとは思いますが、私たちの行動がある一定の方向に向かっていこうとすることは否めないでしょう。ただこの行動の方向が定まることで、全体的に少し安心感も生まれそうです。

6月まではむしろローカル色が強まる?

この時の太陽のサビアンシンボルは「男の横顔のカメオが彼の祖国の形を暗示する」です。とてもローカル色が強まることを暗示していて、水瓶座のエネルギーとは相反するような、むしろ山羊座のエネルギーに似ています。IT化や平準化で世界スタンダードに足並みがそろう一方で、国家はむしろ保守的になり、「自分のもの」という囲い込みが強まるのかもしれません。近くに海王星がいるので、冥王星の強い刺激を受けるとはいえ、まだ混乱は何度もあることでしょう。

ここまでは社会全体のお話でした。では私たちの個人にはどんな影響があり、どんなふうに波乗りすればよいのか、次回に考察したいと思います。




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