冬至~新しさが満載
今日の朝早く冬至を迎えました。
占星術では太陽が山羊座に入った瞬間を冬至図として
ここから約3カ月のエネルギーを読むことができます。
新しいエネルギー
12年かかって12星座を一周する木星が牡羊座に入ったのが20日。
12星座の中で最初のサイン牡羊座に入ったことで、
木星の関わるエネルギー「豊かさ」「拡大」を一から育てて
行くことができます。
更に23日は山羊座で新月。日本にかぎって言うと冬至図で
太陽がアセンダント=これまた12あるハウスのスタートの位置に
乗っかっていることもあり、新しさ満載の冬至になっています。
葛藤やプレッシャーも
冬至図での天体の配置で目立つものは、まず、山羊座に入ったばかりの
太陽が、牡羊座の木星と葛藤の配置になっていることです。葛藤は
両者譲らないエネルギーがぶつかり合い、方向転換を促されます。
太陽が入っている山羊座は伝統や常識、古いものに縁があり、
木星が入っている牡羊座は「一から始める」エネルギーですので、
ここには当然葛藤が生まれるでしょう。「どちらが正しい」ではなく
お互いに寄り添うこと、つまり折衷案を考えていくことで
人がより成長していくようになっている配置です。別の側面から言うと、
山羊座は集団を表し、牡羊座は個人です。集団と個人のぶつかり合いも、
ここから3カ月の間には起こることでしょう。
弱さと闘志の中で傷をいやす
もう一つ目立つ配置は、射手座の月と双子座の火星が向かい合い、
その緊張感を中和するような位置に小惑星キロンがいることです。
月は私たちの感受性であり、言い方を替えれば弱さでもあります。
火星はやる気と闘志です。射手座は信念と関連が深く、
双子座は新しい情報を集めることと関係します。
ずっと何かを信じていた月に対して、火星は情報の更新を迫ってきて、
その過程で心が揺れ、傷つくこともあるでしょう。
その強いプレッシャーを緩和してくれるのが小惑星のキロンです。
キロンは幼いころに追った心の傷とその癒しを表し、
生きて傷をいやすことが私たちのある意味使命かもしれませんが、
その中で得てきた強さが弱さと闘志のバランスをとってくれます。
逆に、この強いプレッシャーによって、心の傷をいやす人もいるでしょう。
物質的な悦びも
葛藤やプレッシャーの配置について書きましたが、いっぽうで
山羊座の金星は楽しそうです。牡牛座の天王星から強いサポートを受け、
物質的な悦びが得られる感じです。「物質的な悦び」と言っても
必ずしも何かを得られるとか、お金がもうかるとか、とは限りません。
逆に断捨離して、すっきりした気持ちも「物質的な悦び」です。また、
少ない中で工夫してシンプルライフを送る悦びに目覚めるかもしれません。
牡牛座の天王星は逆行中ですので、過去にさかのぼって捨てる、
切り替える、見方を変える、ということをしています。
その光が山羊座の金星を照らすので、むしろ「減らす悦び」が強そうです。
でも、悦びには変わりありません。
日本では1ハウス、オーストラリア東海岸は11ハウス
冒頭で、簡単に書きましたが日本ではこの配置がさらに強まります。
というのは、冬至図では太陽がアセンダント、つまり12ハウスの
スタートの位置に乗っています。物事が始まって行きます。
その流れをうまく生かすには、自分も何かを始めることです。
オーストラリア東海岸では、太陽は11ハウスにあります。
11ハウスは2つ先の1ハウスから始める何かを、まず思い描くこと。
ここまでの流れを振り返り、かみ砕き、
次に始めることを理想をいっぱい広げて考えることです。
来年は「継続」より「スタート」であることを
忘れずに計画を建ててみてください。
楽しい冬至をお迎えください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?