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【有料記事】こう言えるまで20年かかった言葉と”教師限定”有料記事

おはようございます、tamamioです(^^)
先日、管理職から「よくわからない指導」を受けました。今回は、それに対する返答を無料で発信します。こう言えるまで20年。他の人はもっと短いと思います。
そして、有料記事では、今回のやりとりで気づいた「そもそも論」を、教師限定で発信します。

1 聞かれたことが多すぎて、結局要点がわからなかった教頭先生の話

先日「tamamio先生、ちょっとお話いいですか」と言われ、校長室に行きました。こういう時はいい話であるはずもなく、そして私は数年に一度くらいの割合で呼び出されて注意されることがあります。

普通の中堅の先生は、こんなに多くないと思います。前回、確か2年前は「授業のはじめとおわりに『あいさつをしない』こと」について、前教頭から指導されました。(授業前後のあいさつって、必要ですか?)

現教頭の話の要点は、正直よくわかりませんでした。最初に言われたのが「教室で子どもに使わせているけん玉やヨーヨー」についてでした。教室の外でやっている時があるので、それはいけなかったなぁと思いました。

その後「時々マスクを外している子がいる」件でした。多くの子は、きちんとマスクをつけています。ただ、学級内で一番学力的に厳しく、精神的に幼い子は、どうしても息苦しさに耐えかねて外してしまいます。

その点だけかと思ったら、その後が長かった。「学級経営で困っていることはありませんか」「指導が難しい子はいませんか」「学年間の情報共有はできていますか」などなど・・・。

聞かれたことが多すぎて、結局、教頭が何を言いたかったのか全くわからない!!私の貴重な昼休みは、こんな感じで終わりました。

2「そんなに心配されるなら、いつでも見に来てください」

何なのでしょう。私の学級が端から見たら荒れていると?学習指導が行き届いていないと?子どもがきまりを守っていないと?
一度も授業を見に来たこともないのに。

「教頭先生、そんなに心配されるなら、いつでも教室に見に来てください」
今まで言ったことのなかった言葉が口をつきました。

本当にいい子たちで、授業もよく頑張っていて、それはけんかやトラブルはあるけど、かわいい子たちです。素直で、過去最高の学級経営ができていると自負しています。

気になるならいつでも見に来たらいいじゃないですか。一日中いてもらっても大丈夫です。何なら、休み時間も遊んでやってください。

本心からそう思いました。そして「あ、私はこんな風にいえるようになったんだ」と思いました。

若い頃は、本当に何度もこうして注意されていました。TOSSで学び、勤務後や休日に勉強会に出かけ、そうして得た学びを子どもに還元していたつもりですが、やっぱり力量不足でうまくいかなかった。

TOSS型指導法は、当時の教育界では「異端」だったので、見に来られるのは正直嫌でした。「tamamioはTOSSなんかやってるからうまくいかないんだ」「TOSSはもうやめろ」。そんな風に言われたこともありました。

でもそれから時が流れ、TOSS型指導法も徐々に受け入れられ(”TOSS”とは知らずに実践されていることも多数です)、私も歳をとって中堅になり経験も知恵もつきました。

生徒指導にも、保護者対応にも慣れ、ようやく人並みの学級経営ができるようになった。学習指導も「まだまだ」ですが、それなりの成果がでるようになった。ここまで来るのに20年かかりました。

そして「いつでも見に来てください」と言った時「ああ、こんな風に堂々と言えるようになったんだなぁ」と感慨深く思いました。

若い先生は、自分の授業を力量のある人に見てもらう機会をたくさん持った方がいいです。そうしないと、授業がうまくなりません。私はTOSSサークルに入り、定期的に模擬授業をし、力量のある先輩に指導してもらいました。

それをしておいて、本当に良かったと中堅になった今思います。もちろんTOSSでなくても良いので、学校内の「この人!」という先生を見つけて授業を見てもらうといいですよ。
私は学校では、この先生によく見てもらいました。

3 ”教師限定”有料記事について

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
ここからは有料・教師限定で「そもそも論」を書きます。もちろん教師以外の方も読んでいただいて構いません。ただ、声を大にして言うことではないので、あえて有料にさせていただきます。

職場がブラックとか、そういう類の話ではありません。教師が読むと、心が軽くなると思います(^^)教師以外の方には「教師、意味不明!」と思われるかも。

では、お読みいただきありがとうございました!
今日も素敵な一日を!

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私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。