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第1回 「本塾」、開催しました。

4月某日、都内某所。
第1回、本塾を開催いたしました。

「本づくりに関わる人で集まりたい」と、勢いだけで開催を決めたところ、募集から1週間足らずだったにもかかわらず7名の本を愛する人々(編集者2名、ライター5名)が集まってくださいました。

第1回開催なので、色々と不手際ありまくりでしたが、その分次回以降に向けた改善点も見え、本当に勉強になりました。参加くださったみなさま、共主催者となってくださった江藤ちふみさんには、もう本当に感謝の言葉しかありません。

第1回では、事前に考えてきてもらったテーマも含めて前半はほぼフリートーク。後半を企画発表&ブラッシュアップの場としました。時間配分を完全にミスってしまい、後半せっかくの各人のすばらしい企画をもむ時間が足りなくなってしまいました・・! 次回開催できたら、もっと違うやり方を考えます。

「本塾で何をやりたいの?」
と聞かれても、実は漠然とした答えすらあるようなないような。むりやり言葉にするなら、

・ 「チームで本づくり」をする形を模索してみたい(あくまでライター目線かもしれませんが、本づくりってものすごく「個」の世界になっている気がして)
・ 編集者とライター、お互いの興味関心がはっきり分かれば「この企画、誰に相談しよう」がお互いに分かりやすいのでは
・ 単純にもっと本づくりの勉強をしたい
・ 実際に、この場所から新しいヒット本が生まれたら最高

などと、ぼんやり考えていました。

本づくりの世界、取材ひとつとっても「事前にできる限り調べていく派」「最低限の情報収集ラインを決めて、それ以上は調べすぎない派」など、さまざまな流派があります。

書籍の世界に足を踏み入れてようやく3年目になるライターとしては、諸先輩方のやり方をただまねるのではなくて、諸先輩方の「自分はこう考えて、こういうやり方をしている」の根っこの部分までしっかり理解していきたい。

それに「ベストな取材方法」を必死こいて勉強していても、世の中では「取材しない本づくりでベストセラー」も生まれていたりする時代なわけで。しかも、いわゆるインフルエンサー的立ち位置の人の中には、「本」を出版するモチベーション自体が限りなく低くなってしまっている人もいたり。そんな時代の中でも、「自分はこういう理由で、こういうやり方をする・したい」を改めて、一つひとつ見直していきたいのです。

今後、どういう形で本塾を続けていくかは、まったく不明ですが、何かしらでゆるゆると続けていきます。

本づくりに携わる皆さまに、「本塾」、頭の片隅に置いておいてもらえたら幸甚の限りです。

いただいたサポートは、新刊の書籍購入費や「仕事ではないけれど取材したい記事づくり」の費用にあてさせてもらっています。文章でお金をいただく重み、しみじみ感じています。