見出し画像

【2023年度最新版】オススメ基本書・参考書・演習書(労働法編)

こんにちは、たまっち先生です。

今回は、おすすめ基本書記事の続編として労働法に関するオススメの基本書及び参考書をご紹介したいと思います。

労働法は私が受験生時代洗濯していた科目であり、毎年司法試験の最も多くの人が労働法を選択科目に選んでいます。

労働法は民法と非常に親和性の強い科目で、答案の中で民法709条に基づき不法行為に基づく損害賠償請求や危険負担に関する民法536条2項に基づいて未払い賃金の請求をすることがあります。
また、労働法は選択科目の中でも非常に範囲が広く、覚えるべき判例も非常に多いことから対策するのが大変です。

そこで、私が受験生時代に使っていて良かったと思うオススメの基本書、参考書、演習書をそれぞれご紹介したいと思います。

受験生の皆様のご参考になれば幸いです。

【2022年度最新版:オススメ基本書、参考書、演習書(労働法編)】


① オススメ基本書:労働法(法律学講座双書)(菅野和夫著)

 菅野先生の労働法(法律学講座双書)は、司法試験受験生の定番中の定番です。値段が少し高めではありますが、これ一冊持っておけば、司法試験を突破するまで対策が可能であるという点は非常に大きいといえます。労働法に関する基本事項の記述はもちろんのこと、近時の重要裁判例の動きや実務の現状等にも配慮した記述がされている点で非常にオススメです。
 労働法は、裁判例の動きが早いので出来る限り最近の基本書を持っておくべきですが、本書の出版年は2019年と比較的新しく、まだまだ自信を持ってオススメできる一冊です。

② オススメ参考書:最新重要判例200[労働法]第7版(大内伸哉)

 冒頭でも述べたように、労働法の範囲は非常に膨大です。範囲が膨大であると言える理由の一つとして問われる裁判例が非常に多い点が挙げられます。
 基本7法であれば、判例百選に掲載されている最高裁判例を押さえておけば足りるだろう、というのが大半の受験生のお考えだと思います。もっとも、労働法はそういうわけにはいきません。労働法には下級審の裁判例の中にも非常に重要性の高いものが多いです。そのため、判例百選に記載されている判例、裁判例だけを押さえるだけでは知識として不十分だといえます。
 そこで、私が判例学習の助けとしてオススメしたいのが、最新重要判例200[労働法]第7版です。ロースクール時代に教授からオススメされて購入した一冊です。その名の通り、判例・裁判例が合計200個掲載されているので、本書に掲載されている裁判例さえ押さえておけば知識としては十分すぎるでしょう。また、見開き1頁に事案の概要と解説までまとめられているので読むのが苦にならないという点もオススメです。

③ オススメ演習書:事例演習労働法 第3版補訂版(水町勇一郎)

 選択科目にあまり時間がかけたくない受験生は過去問だけでも対策としては十分です。もっとも、労働法で高得点をとりたい方や苦手意識を払拭したいというような方に関しては、演習量を増やす観点から演習書にもチャレンジしておきたいです。そこで、私がオススメする演習書は事例演習労働法です。鉄板の演習書ですが、本書の問題のレベルは司法試験と遜色ないものであり、解説も丁寧であることから、司法試験対策としては十分すぎる演習書です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?