小学生(低学年)が参加するzoomの場で気をつけること

Twitterを見ていたら、目に入ったこちらの記事。

https://twitter.com/soulful_teacher/status/1249110310645985282

コロナ休校となり、わがやの小学生の子どもが、学校外のグループでzoomで朝のミーティングを行うようになりました。
とてもあたたかな場を作ってくれていると同時に、記事に大きくうなずく部分や、実践したい内容があったので感じたことと合わせて備忘録で書いておきます。

当たり前ですがミーティングが参加したいと思える場であること
これに尽きると思います。

◎入ってきたときにちゃんと認めてもらうとうれしい

大人も子どもも ”ここにいていいんだ” と思えると安心します。

リアルでも一緒ですが、場違い感、疎外感を感じたり、対等さを感じられなくなると参加しにくくなってしまいます。
リアクションに差があったり、先に入室した人たちで話が弾んでいて無反応だったりすると、なんとなく居心地悪い……
特に入ってきた時、ちゃんとあなたを見ているよ、と名前を呼んで出迎えてくれる場は雰囲気も良いと感じます。

◎モチベーションを維持する

うちの子どもは、毎朝のミーティングをzoomで行っています。
その中でたまにですが、退屈そうだったり何のためにやってるのかな、と疑問をいだいているような素振りが見られます。

最初は目新しさがあったけれど段々とモチベーションが下がってくる場合もあるかもしれません。

もちろん、本人のやる気の状態も大いにあるけれど
「さあ、今日もタブレットひらいて参加するか!」
と自ら思えるとスムーズです。

・この時間が何のための時間なのかを共有(参加の動機付け)
・時間が長くなりすぎない
・チェックアウトで満足度や次への参加への期待につながる工夫を

(これ、なんのための会議なの?)って会社員あるあるですが、
それと同じで、何のための時間なのか、メンバー間でシェアしたりディスカッションすると関わり度も変わってくるでしょう。
連絡事項だけなら他のツールもあるでしょうから、わざわざ接続して、顔を合わせる意味。
子どもであればなおさら素直な反応が起こるので(笑)丁寧な共有が必要だなと感じます。

◎質問いつでもしてね

ある、ファシリテーターの方が進行中は、「質問いつでもどうぞ」と常に掲げておくと言っていました。

オンラインを導入して初めの頃は、PCやタブレットの操作だけでも、慣れるのに必死。

分からないところあったらいつでもどうぞ、という一言は
言うのと言わないのでは声のあげやすさに関わってきます。
「ちょっと待って〜」など、気軽に言える雰囲気が参加のしやすさにつながると感じます。

◎退屈しない工夫を


オフラインの授業でも、興味が薄れてくると立ち上がったり、がたがたしたりするのが低学年。

一方的に伝える時間が長くなりすぎないよう
体を動かしたり、
声をだす参加タイムを作ってメリハリがあるとよさそうです。

⑥「せーの!〇〇!」(全員で声を出す時間を)
→たまに全員のミュートを解除してみるのが◯。ずっと聞くだけではやっぱり退屈。生徒にとって自分のマイクがオンになるだけで刺激大!

⑦名前を自由に変えてみる
→名前欄を自由にカスタマイズできて意外と使える。「好きな食べ物+名前」などなど

ツイートされてたこちらの工夫は真似をしたら面白そうと思いました。


◎手法だけ大事にしない

全体に通じるところですが、
型も大事だけど、なんのためにするのか主催者自身が答えをもっていることが細かい部分に表れてくる気がします。
例えば、チェックイン、チェックアウトなども(ファシリテーターの方がよく使われますが)
”今の気持ちをシェアしてね” をするだけだと流れ作業的になってしまうことも。
「一日一回は顔を合わせてみんな一日どう過ごすかわかると嬉しいよね〜それをきかせてほしいと思ってるんだ」とか、簡単でもこちらの意図を伝えるといいと思います。

***


やっぱり、顔を見て話すことは安心につながるし、なによりこんな状況の中子どもに家庭以外の居場所があるということはすごくありがたい。

繋がりたいという気持ち。共感したい、元気をもらいたい、みんなの様子がわかりモチベーションがあがったり、いいことだけど、自主的な関わりあってこそ。
そのへんをあらためて考えるきっかけになりました。

オンラインの注意点などは他の方も書かれているので
安全面に気を配って、友人同士などで実験するところからはじめてみるのもいいかもしれません。

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