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コラム:カードの枚数と暗示かぶり、同じカードが繰り返し出る場合

カードの枚数と暗示かぶり、同じカードが繰り返し出る場合


 3枚以上のカードを用いるスプレッドを展開した場合、例えば「大アルカナ」が多くあったり、「棒/ワンド」、「金貨/ペンタクル」、「剣/ソード」、「聖杯/カップ」のスートの内どれかが過半数を占めたり、他のスートや大アルカナに比べ枚数が多いということがあるでしょう。

1、「大アルカナ」が多い場合


 「大アルカナ」が多い場合、質問者にとって非常に重要な人生の岐路に立っていることがわかります。「大アルカナ」編での解説でも分かるとおり、「大アルカナ」の22枚のカードは一人の人物が自己を実現するための哲学的な道のりを描いた、一種の経典のようなものだとも解釈できます。テーマは物質・精神の両方にまたがり、「小アルカナ」の4スートのどれもの属性を兼ね備えたカードが多く、そのためどのカードも一筋縄ではいかない状況を示すものばかりです。「13、死神」、「15、悪魔」、「16、塔」、「18、月」のようなやや重苦しいカードにも必ず成長をもたらす側面があり、吉凶が判断しきれないところが大きいのもあります。ただ、どの道のりも相応の苦難と報酬を備えているためか、質問者の成長に大きく寄与する局面が予想されると思っていいでしょう。

2、「棒/ワンド」が多い場合


 「棒/ワンド」のスートが多い場合、質問者あるいは問いの対象の情熱や行動力が主題であると言えるでしょう。周囲も自分も熱を帯びているような状態でどのように行動していくのか、「棒/ワンド」のスートの「行動」の物語がベースにある状況と言えます。

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