2024年4月3日川崎記念反省



川崎記念は本来、1月に開催され今回から4月に変更。

賞金も格段に上がり1着には1億円。これはJBCや帝王賞と並び、ダートグレード競走で重きを置かれていることを感じる。

1月に行われていた時とステップレースも変わり、牝馬が来にくいレースだったが暖かくなり牝馬も調子を上げてきた。

過去のデータが使えない分、ここからサンプルをとることになる。

まず気になったのは1番シルブプレ

門別→船橋に転入、雲取賞3着、京浜盃5着と好成績ながらもまた門別に戻る。道営記念1着ならパワーは足りそう。

次点で10ライトウォーリア

前へ行く馬が少ないのでライトウォーリアが逃げるかと。調教は丁寧に仕上げられ今回は自己ベスト更新。

ミスしたのが2のセラフィックコール

前走チークピーシーズをつけ、ダイオライト記念を4馬身差で圧勝。同じ鞍上のムルザバエ騎手なら力は足りると思ってしまった。調教も良かったし、馬場が悪いならJRAの方が好走するイメージで。

4ノットゥルノ

前走佐賀記念を59キロを背負い3馬身差の圧勝。今回2キロ斤量も恵まれ調教もcw多めで素晴らしく距離もこなせそう。ミスは左回りが苦手なのかも。キリンジやメイショウフンジン、グランブリッジをねじ伏せた佐賀記念を評価してしまった。忙しい中武豊さん本人が調教付けてたのも好印象で。

グランブリッジ
調教がいつもより調子悪く見えたのと、重賞の時は川田さんがつけるのに今回付けてないから評価を下げしまった…川田さんドバイだし付けれないのは仕方なかった。逆に付けてた武豊さんがすごい…

アイコンテーラー
グランブリッジの評価を上げるならJBCレディースで勝ってるアイコンテーラーの評価も上がる。左回りは得意で砂被るのが苦手。外枠なら評価を上げたかったけど6枠ということ、8枠のライトウォーリアが逃げると思い評価を下げた。砂を被らない用に前に付けた松山さんが凄い。

反省点

①牝馬と斤量

川崎記念をデータで見てしまうと牝馬の好走が少なく牡馬が強いように見える。だが季節気温が変わったからか牝馬が2.3着に入る結果となった。

アイコンテーラーもグランブリッジも前走は57キロで、今回は55キロで走れている。斤量恵まれは要注意したい。

②ローテ

シルトプレは5ヶ月休み明け。いきなりは酷だったかも。12月から少し休養を取って2ヶ月後に1度叩いて川崎記念に向かうローテを重要視したい(これは過去10年の傾向も同じ)

仮説になるがこの説を取るとシルトプレ(5ヶ月休み明け)、グロリアムムンディ(3ヶ月休み明け)エブリワンブラックは切れる。

③調教
セラフィックコール、ノットゥルノ、ディクティオンに共通するのは調教が坂路が多めなこと。cw多めのアイコンテーラー、グロリアムムンディ、グランブリッジは評価が上がる。ダートの2100メートルはかなり長くスピードだけでは太刀打ちできない。こんなレースこそ直前の追い切りよりも走ってきたレースレベルも大事になるし、

すると、本命をライトウォーリアに対抗をグランブリッジ、アイコンテーラー、ノットゥルノ、セラフィックコール、ディクティオンまで絞ることが出来る。

何よりもこの川崎記念は吉原さんの騎乗が見事すぎる。スタートの位置取りを決めてから、ペースをスローにしアイコンテーラーにつつかれてもマイペースをまもり、4コーナーでロスなく周り直線で1度抜かれたアイコンテーラーを追って交わした。南関ファンとして胸熱のシーンで、ライトウォーリアの過去のレースが蘇る。1番印象的なのは2022年12月8日の勝島王冠。中央からの転入2戦目である。カジノフォンテンの全盛期であり、アランバローズ、ミヤギザオウという若き人気馬、中央からの転入初戦も人気薄で1着。転入2戦目の勝島王冠も8番人気と注目されなかった。ハイペースな中前目で粘りさらに加速した直線はさすがと思った。鞍上が吉原さんに変わりもう少しのところで敗退が多かったが、名だたるJRA勢相手に南関所属のライトウォーリアが勝てたことはライトウォーリアおめでとう!20年振りの快挙!と嬉しかった。インタビューでは喜びを抑えきれない吉原さんの姿が印象的で、「高知の重賞始め全ての地方重賞で優勝すると言う目標を達成することが出来て嬉しいです」と言葉にした。高知競馬の名前をここで出したのもジーンとした。命懸けのジョッキー、命懸けの競走馬、感動のシーンをありがとう。 元々所属していた内田厩舎でのコンビ復活。おめでとうございます!

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