デュアルキャリア カップル
という本を夫に進められて読んだ。
夫婦生活×キャリアでの観点の本。男女関係なくお互いがキャリアと私生活を通じて自己実現を目指すカップルである私たちにとって、ケーススタディで構成された本書はとても参考になった。
人生に訪れる転換期は大きく分けて3つだそうだ。1回目は子どもの誕生、2回目は自分の生き方を見つめ直したくなった時、3回目は子どもが独立して夫婦2人になったとき。
本の中で、この第三期を乗り越える為に二人の協定づくりの方法が紹介されている。「価値観・限界・不安」の3つの分野について徹底的に話し合うことがベースとなっていて、そのツールを早く使う習慣が身についたカップルほど、スムーズに転換期を切り抜けることができ、すべてのライフステージで使えるというもの。
まさにこの1、2、3のお互いの認識を知ることが大切だし、議論をする上でもこの3点について話をすることが重要だと本書を読んで改めて思う。仕事の優先度の優劣はお互いにつけることは不可能だし、年収が低い方が育児をすべき、なんてナンセンスだし。
私たちは2年間、第一フェーズである子どもを育てながら2人共仕事をすることをやってきたけれど、かなりうまく行っていると思う。
もちろん頭を悩ませることもあるのだけど。例えば子どもが病気で保育園を休んだ時どちらが見る?とか、お互いどうしても動かせない仕事の予定が入っている時に子守りが必要な時、どちらが譲歩する?とか。
でも、大きな枠組みで「お互いの自己実現の為にお互いがサポートし合うこと」という約束は守られてきていると感じる。むしろ、お互いの存在のおかげで仕事や家事に子育てが回っていると感じる。これを1人でやるのは到底難しい。夫婦はチームだと日々感じる。
2人が同じくらいに自己実現に時間や労力を投下したいカップルがうまくチームを作るのか?についてこれほど向き合った情報はなかなかないと思うので、とても参考になった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?