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数値計画との向き合い方 / 事業をやめること、続けること

noteを書くのが久しぶりになりました。noteにもセミプロみたいな人達が沢山溢れていて、彼らは起承転結がはっきりしたとても綺麗な文章を書かれるので、なんだか「こんな完成度でいいのだろうか、、」と私自身は謎にすごく恐縮してしまって、書くことに対して気が引けてました (もっと仕事に対しても、完成度に拘りなさいよ、と声が聞こえてきそうです)

私自身、実は人の意見や目を気にしがちで、noteにつく「いいね」の数とか見がちで、「いいね」が少ない時はしょんぼりする事も。そんな駆け引きにも疲れてしまっていたのだと思います。

気ままにぬるっと、最近思ってたことを書いた文章です。読みにくかったら申し訳ない!

noteに限らず、実は言うとここ半年ほど「なんだかなぁ〜〜」というモヤモヤがずっと付きまとってました。元気がないとかそうではないのですが、ここを進んでいていいのだろうか、という不安定な気持ちでした。モヤモヤの原因は特になく、事業をするということはこんなもんなのだろうと、と今は受け止めてます。

数値計画との付き合い方

私をずっと煩わせていた事があって、それは事業計画書や数値計画を作っていると、そこに合わせなきゃ、合わせなきゃと引っ張られる自分でした。月の数字を達成できない自分に「もっと数字を見ないと、、」と言い聞かせてました。

大先輩である杉之原さんにクロスレビューをしていただいているのですが、「数字をもっと見なきゃないんですよ、、」と伝えると「え?逆だと思うよ」と言われたのはびっくりしちゃいました。自分はずっと数字から逃避しているからだめだ、、だと思っていたから。。

数値計画や事業計画はただの提出物

数値計画や事業計画に沿って行動する事が最重要ではないなぁと最近気づきました。。(遅い?)

サービスに対してお金を払ってくれるのは会社でも、関係者でもなく、お客様なわけで、彼らがお金を払ってまでほしいものを作ることが最重要なんですよね。それが、数値計画に合わせる為の数字から入ってしまうとそりゃ失敗するな、と。「無難」なものを作り、そこから改善があまり生まれないのもその辺に原因があるのかなぁ、と感じます。

特にコロナが世界中をテイクオーバーしている今の時代。この激動の時代の新しい生活様式にフィットしてその中でも求められるものを生み出すには、きっちり立てた計画よりも、ヒットを打つまでのトライの数が重要かな、と思います。

個人的には、どうせ売上も何もかもがゼロなのだから、そして誰も答えを知らないのだから、限られたある資金の中でやれる事を試しまくってやろうという思いです。決して自暴自棄になってるわけではなく、、それでしか答えは見つけることができないと思います。トライの数。

「ベンチャー」と呼ばれるガイアックスですが、最近思うのはこの会社はれっきとした大きな一企業だなと(上場企業だし)もちろん、制度は整っているし、数字をきっちり提出しにいく義務があることも当然の話です。制度にきっちり合わせに行きつつ、マインドセットは引っ張られないように「ベンチャーであるべき」だと思います。

一度「やめようか」と思った話

今、観光業界はどん底ですが、「みーと芸者」はこれ以上のどん底にはいけないですが (何度も言いますが、売上もゼロに近い状況なので) 今までを振り返っても、2019年11月にオープンだったのですが、オープン1週間前に台風19号の直撃で登山鉄道が運転中止になったり、2020年2月に本稼働の予定がコロナの到来で中止になったり。踏んだり蹴ったり。

でも、必ずチャンスはやってくるはずで、その時に事業をやっていなければそもそものチャンスを掴む機会もありません。続けていて、積み上げてきているものがあるからこそ、そのチャンスを掴んで波に乗れるのだと思います。

正直に書くと、先月末「こんな状況なので、停止します」と話していました。周りからは「こんなご時世でもやるのか」「やめた方が会社の為だ」的な事を四方八方から言われた結果、私は鵜呑みにして「停止」かも、という思考に陥ってました。

停止のタスクの書き出してみました。

終わった時に最初に思ったのは「なんて呆気ないんだろう」でした。多分、1日、2日で終わってしまうようなタスク量で、単純な簡単作業。「やめようと思ったらこんなにもやめれるんだ」と思いました。昨日まで言っていた「こんな風にしよう」「こういうのが理想のゴール」と言ってたのがこんなにもすぐにdoneにできるなんて!

「停止する」という事をある程度周りの人に話し始めていましたが、話をしてながらなぜかめちゃくちゃ泣いてました。やめる理由を説明しながら、自分の口からでてくる言葉は「観光業がうまくいってないから(それも人から聞いた話)」でした。なんて受動的な理由なんだろう!とわかってながら擁護している自分が情けなくて、悔しくて、感情的になって泣いてました。(泣きたかったのは、お金を出してるうちの会社だろう!)

「停止」はすぐに撤回しました。どうせやってもやめても今この瞬間はゼロなのだから、やれるところまでやろう、と思いました。今回の事に限らず、どんなビジネスをやっていく中でもこのようなダウンの波はいつしかやってくるはず。全体がうまくいってないからって毎回やめるのかというとそうではないはず。「ここで踏ん張らずにどうする」と思いました。観光施設の立ち上げの先端に入れるように頑張って参ります。

会社の外の人からみると「ガイアックスさん、この瞬間はどん底で儲からない事業だからインバウンド観光事業からは撤退かな〜」と見えてたかもしれませんが、、西村がいる限り、闘志を燃やせる限りはやれるところまでやっていきますよ!

・・・

ぬるっとですが、最近思ったことをつらつらと書きました。

9月からは「夜のみーと芸者」の開催や、イベントの形もがらっと変えて始めます。

箱根湯本へ、応援にきてね。

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