ビジョンとワークハード

VW: ビジョンとワークハード

座右の銘にしたい、好きな言葉。

産休中に読んでいたこの本の中で見つけた。iPS細胞を発見し、ノーベル生理学・医学賞を授賞した事で知られる山中教授と、京セラ創業者の稲盛さんの対談本。

この言葉は、山中教授がアメリカで研究をしていた時に現地の上司に教わった言葉らしい。言葉の通りだが、目標を明確にして一生懸命努力する事が大事だと。「ビジョンとワークハードで人の3倍働く」事ができる、と。

シンプルで意味が明瞭で、とてもいい言葉だと思う。

うちの会社では「あなたのビジョンは?」と聞かれる事が多い。人生でどのような事を達成したくてこの会社にいるのか、ひいては毎日の活動に取り組んでいるのか?と。

私は、自分で事業に取り組み、成果をあげたいという思いはすごく強い。けれど、ビジョンになるような明確にやりたいことや解決したい社会問題などはないと思っていた。仕事をしているうちに見つけるだろう、と言い続けて3年程経った。この「ビジョンを掲げよ」という言葉が少しプレッシャーに感じていた部分もある。だから、このあたりの自分のモヤモヤを明確にする事を産休中にやることの一つとしていた。

この言葉に出会えて、よかった。やっと自分に当てはまる納得できる言葉。私はワークハードし続けたい。多くの難しい課題や辛い事にぶつかりながら、たまに少しの成果と嬉しい事がある、エキサイティングな毎日を送りながら、自分を切磋琢磨し続けたい。

そのような毎日を送るために、ビジョンが必要なのだ。できるだけ自分を遠くまで連れて行ってくれる課題。毎日に忙殺されそうになる中で自分が進むべき道の指標となるビジョン。

ビジョンが先に来る人もいるし、ワークハードが先に来る人もいる。私は後者だ。

本の中では、ビジョンとワークハードについて稲盛さんがこう続けていた。

「途中で迷いや弱気は一瞬でも頭をよぎらせない。願いはそれほど純粋で結晶化されたものでなければ成就しない。」

稲盛さんでも、そうなのだ。私の願いが、ビジョンがこうでなければ、何を成し遂げられるのか。

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