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借金500万円を減額できた体験談

ギャンブル依存症の夫が借金500万円をつくっていました!!

これだけでも妻としてはビックリで、なんとか解決策がないものかと右往左往していたのに、当の本人は「債務整理」=「自己破産」で、財産を取られず借金の減額はできないと思い込んでいました。

でも実際は…

親戚、ご近所、会社に知られることなく、「任意整理」で借金 500 万円を減額でき、生活も精神的にも楽になりました。

条件により自己破産や個人再生という方法もありますから、借金が多額でも諦めずに法律専門家に相談してみましょう。


借金が減額できると人生は確実に変わりました。

将来のお金の不安が減りました。

法律の知識が増えました。

返済に気をもむことがなくなりました。


これは、法律専門家に力を借りて、生き直すきっかけを見つけた私たち家族の体験談です。夫視点の会話劇でお送りします。



夫の憂鬱

借金 500 万円自白してから離婚問題とかいろいろ揉めているが、妻がまた激しく怒っている。激おこぷんぷんだ。

なぜかというと、依存症の治療をはじめた俺は「行動が遅い」らしい。

そんなに人間すぐには変わらないって~の。

あ~~家に帰ったら今日は何て言われるんだろう、嫌だなぁ。


夫「ただいま…」(げ、寝てていいのに、まだ起きてた)

私「…お帰り。借金の話があるから、着替えたらそこ座って」

夫「…はい…」(は~また説教かよ…うるさいなあ)



天から垂れる1本の糸

「『債務整理』ができるかどうか、法律事務所を調べて相談に行ってください。比較したいから 3 社くらい」

座ったとたんに言われたのはこの言葉。

何を言っているんだ? 債務整理なんてできるわけがないだろう。家なくなっちゃうじゃん。妻はあほなんだろうか?

なおも妻の話は続く。


「調べたら『個人再生』と『任意整理』という手続き方法なら、家を持ってても借金が減額できるかもしれないの」


何を言ってるんだ?

「債務整理=自己破産」だろう?

そんなうまい話があるか!?


借金返済はパチンコで勝つしかできないんだから。大当たりして 10、20 万円と返していくんもんなのに。それしか方法はないのに。

しかし、ここで「No」という返事はできない。

なぜなら妻が激高する可能性があるからだ。とりあえず妻がうるさいから調べるしか俺には道はない。


「どうせなら 500 万円が 100 万円くらいに一気に借金減らないかな。そうすればやる気でるんだけどな」

こう言った瞬間、妻が机を叩く音が響いた。



法律事務所をリサーチ

まずネットで「債務整理」で検索。カタカタカタ…。

ほうほう、出てくるね。

まずは相談しやすいように職場の近く法律事務所と、CM バンバン流してる大手法律事務所と、費用が安いと謳っている債務整理が得意な法律事務所の 3 社。

はいはい言うとおりに3社検索しましたよー。

これでいいや。今日は調べたから疲れちゃった。プリントアウトして終わり。問い合わせは明日から 1 社ずつやれば怒られないだろう。



法律事務所への問い合わせ

アポ取りが遅いって妻に怒られちゃったよ。


会社の近くの法律事務所は、なんか偉そうだったからヤ!

大手は「作業」みたいな感じだったし、高いし、なんかヤ!


今日電話するのは最後の法律事務所だ。

はぁぁぁ面倒だなぁ。

プルプルプル…。


電話口で経緯を話した。

借金の総額が 500 万円くらいあり、金融業者 3 社から 3 年くらい前から借入中、過払い金請求済み、自宅購入済み、月々の返済は多分 7~8 万円くらいだと思うが、正確には把握できておらず生活がキツイことなど。

すると、弁護士に確認後折り返すと言って一度電話が切れたものの、すぐの折り返しの電話でサラリと言われた。

「多分大丈夫とのことです。詳しく相談にいらっしゃいますか?」

△@?*$#&%???!!! もう判断できるの?

そして相談の日時を決めた。



弁護士事務所へ訪問

家に帰って妻に報告したら、顔をじろじろ見られた。嘘をついているか見定めているようだ。

そして妻は「私も行く」と言った。私は嘘はついていないが、了承するしか術はない。

担当の弁護士はふだんは本社のほうにいるらしいが、当日は私の家に近い支所に来て話をしてくれることになっていた。

ドアをノックし入室すると、「お待ちしておりました」と 20 代後半の青年が出迎えてくれた。

他には誰もいない。

…ということはこの人が担当弁護士!


机につくと電話で相談した内容をもう一度伝える。

弁護士ももう一度確認し、齟齬がないか(俺が重大なことを隠していないか)確認しているのだろう。

そして、収入状況と返済額が減れば日々の生活はできること、家の購入価格、ローン返済額も伝えた。パチンコに使うために借入を繰り返していたことも。

弁護士は私が言い終わると同時に言った。

「大丈夫です、この住宅購入額だと、借入額と資産との対比で資産が大きくなりすぎてしまうので『個人再生』という手続きはとれないんですが、〇〇さん(うち)の場合『任意整理』なら確実にできます」

本当…??!!



任意整理に必要な条件

弁護士は言う。

「まず上場企業に勤続10年以上いらっしゃるので、今後も継続的に生活をするだけの安定した収入が見込めます。

次に使い道が生活費の補填ではなく、パチンコだったということ。これより任意整理で手続きを進められます」

勤続年数10年あってよかった…。30代、だてに歳とってなくてよかった。


弁護士の説明は続く。

「任意整理は、裁判所は通さずに金融業者と私が直接利息カットで元金のみを長期的に返済させてくれと話し合います。

それで〇〇さん(うち)の場合だと、月の返済がおそらく 6 万円くらいに収められます。ざっくりした流れですが、こんな感じになります」


「ちょ! 待ってください。金融業者が拒否して返済額が減らない場合はないんですか?」

おぉ、石橋を叩く妻。疑問は解消しておきたいよね。ナイス。


弁護士はにこっと微笑み続けた。

「ないとは言い切れないですけど、今回はほぼ 100 %大丈夫だと思います。今まで返済の延滞は一度もないですし、この額なら私がこの前扱いましたから」

そして、返済が長期化するのを嫌がる業者、回収を確実にしたいから応じるのが早い業者、月々この金額までなら OK の業者など、金融業者にも傾向があること、そして私は業者の傾向をすべてクリアできていることを教えてくれ、

A社が月 2.7 万円、B社が 9,000円、C社は 2 万円くらいでの和解を目指し交渉すると話してくれた。交渉が成功すれば、合計で月 6 万円くらいに減額できるとのこと。

本当に債務整理できるの…???!!!



弁護士費用

なおも弁護士の説明は続く。

「債務整理を弁護士に委任していただいた日から、催促も利子もストップになります。弁護士費用は1社 4 万円で減額(成果)報酬はありません。

先払いとなりますが分割可能なので、私が金融業者と交渉している間に、返済をしていた金額を弁護士費用として分割でお支払いいただければご負担も少なく済むと思います」

「2回の分割でお願いします。」

妻が即答した。判断早いすね。

弁護士は言う。「ご主人、2回の分割でよろしいでしょうか」

きめ細かいフォローもあって、人格も素晴らしい弁護士のようだ…。


人生の相談

事務手続きを終えると弁護士は私に言った。

「人生の相談を私たち事務所に預けてくれ、ありがとうございます。借金に悩んだままでなく、任意整理という選択をしたことで人生を変えていってくださいね」

目頭がふいに熱くなった。「はい」ふり絞った声で握手をした。



和解

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その 2 カ月後、わが家に和解書が届いた。

月々の返済が 5.7 万円になっていた!

私は任意整理をして、金銭感覚を取り戻したことで、生活の立て直しができた。


もし弁護士にお願いしていなかったら、未だに借金のメドも立たず、仕事もパチンコもだらだらと続け、家族の人生まで壊していたかもしれない。

本当に良かった。


自分でつくった借金は自分で返せる。

仕事も続けられる。

妻以外にはバレていない。

子どもにも影響がない。

ただただ良かった、良かった、良かった。

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