歩くほど健康になる

歩くほど健康になる

歩行の健康への効果としては死亡率の低下心血管疾患やがんによる死亡リスクも低い

が挙げられる。

によれば1日当たり4000歩を歩く場合と比較して、1日当たり8000歩を歩く場合は死亡率が50%低下し、1日当たり1万2000歩を歩く場合は65%低下するとのこと。


アメリカと日本を単純比較したときに、寿命に大きな差があるのは、歩行せざるを得ない環境なのかがあると思う。

皆あまり知らないと思うが、アメリカの平均寿命は飛び抜けて低い。

一人当たりGDPと平均寿命は相関関係にあるが、アメリカは先進国の中では飛び抜けて低い。


筆者がアメリカに行って感じたのは、彼らの車社会っぷりだ。(それと食生活の不健康さ)

とにかく車がないとどこにも行けない。

車の移動が基本になるので、歩いて行ける距離にも車で移動するのが習慣になる。

一方日本で、特に首都圏や関西、名古屋などに居住している人は基本的に電車が移動手段である。

すると歩かざるを得ない。

東京などはむしろ車移動のほうが不便なぐらいである。


同じ日本でも車社会である沖縄、北海道と東京を比べると寿命に開きがある。

都道府県別の平均寿命ランキングで、沖縄は43位、北海道は39位、東京は14位である。

(しかし、滋賀や石川など、どちらかというと車社会の地域もランキング上位にきているので、一概には言えない)

沖縄は長寿で有名だったが、戦後のアメリカ文化の流入や車社会化によって、平均寿命が下がってきている。


いずれにせよ、歩くのが大前提の場所に住んだほうが健康にとっては良いということだ。

無論、それ以外の要素も健康には関係する。

例えば東京は歩く量が多くなるが、人混みが多すぎて、ストレスも多大であると思う。

しかし、車社会に住むことには多大な健康上のデメリットがある。




歩行と健康に関する研究は数多く発表されている。

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