通学路

休み明け初日。
通学団の見守り当番も再開。

集合場所へ行くと、ママにすがって泣いている子が。

分かるよ…行きたくないよねー。

ママはお仕事があるから、もう戻らなきゃいけないのよ。

代わりにおばちゃんでもいい??

手を差し出すと、ママを振り返って泣きながら、それでも手を繋いでくれた!
やった!おばちゃんでもいいって!(嬉)

途中で、少し先を歩いていた上級生の子らが、立ち止まって待っていた。

お兄ちゃん達と並んで歩けるかな?

…そうか、ダメか。
よし、じゃあもう少し一緒に行きましょう。

それにしても、まあまあ長い距離だよなこの通学路。
荷物背負って毎日歩いたら足が丈夫になるわ。

再びお兄ちゃん達に追いついたので、並んで行けるかな?と聞いてみたら、うんと頷いた。
だけど、数歩進んだらやっぱり悲しくなっちゃったみたい。

校門までもう少し。向こうから先生が迎えにきてくれた。
もう大丈夫そうだな。

先生と一緒に行けるかな?と聞いたら、
しっかりした眼差しで力強く、うんと頷いた。

うおお、がんばれー!
行ってらっしゃーい!

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