サービスの課題を見つけるセルフユーザビリティテスト

HRtechの事業会社、株式会社SCOUTERでデザイナーをしています、たまご(@tamago_78)です。

最近寒いので食欲がすごいです。(冬眠の原理)


先日、

セルフユーザビリティテスト検定講座

を受けてきました!

3時間の講習の末、
無事認定書をゲットしましたー!

(たまごの中の人の名前でちゃってますがスルーしてください)


3時間の講座だったので情報をまとめるのが大変なのですが、
3時間分の内容を5分で読めるようまとめました。


↓↓↓


セルフユーザビリティテストとは?

Webサイト/アプリを実際に利用してもらい、その行動・発言の観察を通じて、「ユーザー心理」と「Webサイト/アプリの課題」を見つけるテスト。
それを社内ですぐに実践できるようにしたものがセルフユーザビリティテスト。


セルフユーザビリティテストの目的

ユーザーが使えるものかどうか、
Webサイトの操作性やUIの操作の検証をするために行う。

ユーザーが必要かどうかはこのテストでは検証しない。(ユーザーテストという別物になる)


どんな時に行うの?

プロダクト制作のどのプロセスで行っても効果的。
手書きWFのとき〜実装のときまで。
行き詰まった時に行うのが有効!
また、アイディア段階のときでもテストは有効。
(UBER創業者はアイディアを閃いてすぐにテストしてたそう)

8名で1回テストを行った場合→5つの問題発見
3名で2回のテストを行った場合→9つの問題発見
 → 人数は少なくてもよい。回数を重ねることが大事。

自分のサービスだけでなく競合のサービスもやってみるとよい。


ユーザビリティテストで大切な二つの観点

・便利であるか
・お金を払ってでも使いたいかどうか


ユーザビリティテストで検証できる&検証すべき範囲

そのサイトが好きか・便利か、ではなく
誰でも迷わず使えるか。

サービスにおいて当たり前の品質をクリアできているかのチェックが
ユーザビリティテスト。

テストに必要な人数と役割

被験者、モデレーター、記録者の3名でやることが基本

◎被験者(実際にWEBサイトを使ってみる人)
・思ったこと、行動を「言葉」にする

モデレーター(被験者が詰まっている時に質問をする人)
・バイアスをかけない質問をする

記録者(その様子を記録する人)
・ありのまま記録する。ユーザーがどこに困っているか。どの画面でどのタイミングでつまったか、こまったか、どんなアクションをしたか。


どうやってやるのか?

◎わかるかテスト(ブランド名が書いてなくても一目でなんのブランド・サイトなのかわかるか)
→ サイトを10秒みて、深く考えず(脳のシステム1を使って)、なんのサイト・ブランドなのかわかるかチェック

◎できるかテスト(実際に触ってみて欲しい情報まで到達できるか、時間がかからないか)
→ モデレーターは被験者にお題を出し、ゴールまで到達するよう操作してもらう。(お題例:配達のサイトだったら、30x30x30の荷物を東京から大阪まで届ける際の日数と金額を調べてください、など)


テストの注意点

・結果で判断しない
プロセスの中でどういった改善の余地があるのかを調べる
(途中迷っていたけど結果CVまでいけたからOK!などは間違い)

・ユーザーの声を鵜呑みにするのはUXとはいえない

・無理にCVまでいかなくてもよい、途中で離脱しても良い。

・チーム内でテストをする際、開発者は入ってもよいが口出しをしない
(態度に出さない)


ユーザビリティの高いサイトをつくるには

◎直感的に判断できるデザインにする

脳には2つの思考モードがある
・システム1→直感的・自動的に判断できる
・システム2→考えて頭を使って判断する

ユーザーが直感で判断できるサイトが好ましい。システム2を使わないといけないデザインはよいデザインとはいえない。

◎クリック
わかりにくい1回のクリックとわかりやすい3回のクリック(三段階)の不可は同じ。
単純にクリック数が増えるとユーザーが離れるとは一概にいえない。

自分たちの要望を押し通さない
・使われていない機能はないか?
・使われない機能を使われるようによせていないか?


まとめ

ユーザビリティテストを社内で行ったことがなかったのですが
「迷わず使える」という当たり前の品質を提供するのはサービス提供者として当然のことで、この部分に注力すべきはデザイナーだと考えています。

しかし、私の会社は毎週新しい機能を追加していっているので
これを毎回行うのは現実的に厳しそう…

毎回は難しくとも、サービスとしてある程度機能してきたタイミングなどで行いたいと思います。

参考になりましたら幸いです。

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