急には変われないっす。
コロナの自粛は、4月末から5月のGW明けへ、そして、5月末という話がでてきた。普通に考えれば、5月末では終わらない。そして、次は6月末まで、その次は、お盆休みまで、9月の連休まで、お正月休みまで、と自粛期間はどんどん延びていくと思う。その中で「一体いつまで?」と我慢しているだけでは立ち行かなくなることも見えている。(若干ここに苛立ちが含まれているのは、政府が、はっきりと「先が見えない」ということを国民に受け入れさせるような動きはせず、ただ「もう少し辛抱」のスタンスで考えているように思うからかも?)
民間でビジネスをしている私。なんか、何もしなければ、死んでいくみたいな気分。そうなると、脳は、【どう耐え忍ぶのか?】という発想から【この状況で何を生み出せるのか?】という発想になる。すでにまわりの多くの人を投稿を見ていると、オンラインでのレッスンを開始したり、オンラインでの新たなイベントサービスを設計したり、動画発信したりと、変化に対応し、まるで進化しているように思う。
でも、コロナ禍だから、誰もがすぐに変われるか?というとそうではないと思う。いまはまるで、大変革しろ!でないと、死ぬぞ!みたいに問われているような気がして、若干どこか苦しい。ビジネスモデル、変えられるもんならすでに変えている。私のまわりは製造業で、正直、変わりにくい世界にいるとも思う。(ただ、これを機に変えられることはあるとも思う。)私が言いたいのは、白丸を黒丸にしろ!みたいな大変革は急にできないと思った方がいいということ。白にちょっと色を足してみたり、丸を四角にしてみたり、そういう小さな変化にトライしていくことが大切だと思う。
ただし、闇雲にやってもダメで、特に今は、資源が限られているので、効果の高そうなところに資源を投下すべきだと思っている。自分の強みを見極めていくことが大事だと思う。そんなことを考えて、先輩経営者の方とお話をしていたところ、アドバイスをいただき、良いアウトプットがでてきた。まとめておくので、よかったら読んでもらえたらと思います◎
コロナ禍で経営者が考える3つの視点
1.現金の確保
・銀行からの借り入れ
・国や自治体の補助金をうまく活用する
・できるだけキャッシュがでていかないような工夫(従業員の体制の見直し)等を行う
2.経営資源の選択と集中
・これまで以上に注力すべきところに注力する
◎「守り型」:支出を減らす・効率をあげる
デジタルシフト(社内の業務改善)
例)伝票を紙で書いているのを会計ソフトクラウドにする
社内業務システムのデジタル化
・パッケージシステム(kintone、セールスフォース)の検討
・領収書・経費精算 (スマホで撮影して申請できる)
・ハンコのデジタル対応
◎「攻め型」:売り上げを伸ばす・新たな事業の柱を作る
・デジタルシフト=これまでオフラインだったものをオンラインにしていく。例えば、オフラインのイベントをzoomオンラインイベントに。イベントの設計を行う。(今後検討すべきこと、配信方法・アーカイブするか・参加者に広報するか・人集め)
そのほか3で検討
3.経営計画書を書き換える
・現在の強みをもう一度洗い出し、【売り先】【売り物】【売り方】の3つをずらす。(無理なく変化していけるもの、利益が大きそうなところを狙う)
売り先(例)卸しから地元の農産物販売所販売へ
売り物(例)会員制の飲食店が、サブスク・オンラインで飲み会開催
売り方(例)これまで以上にECに力を入れる。取り寄せの申し込み用紙で対応する。など。
例えば、フリーペーパーを発行していた人が、ケータリングサービスウェブサイト月に何回お弁当配達しますというサービスを始めるなど、早い動きがあった。
あともう一つ最近の気づき
イベントを開催している友人と話していて、コロナだから自粛していくというのには限界があって、いつかは、【なんらかのルールで少し解禁していく】ということも必要になってくると思うという話になった。確かにと思う。
全く集まらないってことでもなく、これまでのようにな〜んにも気にしなくてOK!ってことでもない。あるルールを設けて、安全に注意して、注意して、注意して、解禁していく。それは、一部のイベントやお店でやっているかもだけれど、【検温】【この数週間体調不良でない】【身内に体調不良の人がいない】【除菌】【換気】【距離】【マスク着用】など、事前に取り決めておいて、開催もしていくということ。東京ではさすがに考えられないだろうけど、もしかしたら、田舎の方が先に可能かもしれない。もちろんもっと先の話だけど。そして、このルールは必ず守らなくてはならないということと、どこまで誰が責任を持つかが問題になりそうではあるけれど。
先の見えない、いま。今は、この状況を、ポジティブにもネガティブにも捉えずやっていきたい気持ちでいる気がする。
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