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そして、卒業研究の作品ができるまで。

こんにちは。多摩美術大学情報デザインコース卒業研究制作展2021「そして、」広報班です。

6回に渡って、情報デザインコース卒業研究制作展2021「そして、」の制作過程をご紹介してきました。
各班のこだわり、想いはこちらの投稿では語り尽くせないと思いますが、少しでも伝わるものがあると幸いです。


第7回目となる今回は、公式インスタグラムで行われている作品紹介の続きです。


現在、インスタグラムにて卒展参加者9名へのインタビューを掲載しています。


・第1回目 ワークショップとインタラクションゼミ
 今泉咲江さん「おみそタウン」

・第2回目 デザイニング・エモーションゼミ
 大澤創さん「Vill」

・第3回目 リボーダーデザインゼミ
 小野優花さん 「あいだの相槌」

・第4回目 デザイニング・エモーションゼミ
 新田杏子さん 「違和日記」

・第5回目 ラーニングとデザインゼミ
 FANG Xuchan 「Alice」


閲覧されていない方は、インスタグラムの投稿をチェックしてからこの記事を読み進めていただけると幸いです。


サービスデザインゼミ 石塚美晴さん「部屋におけるシーンや気持ちの切り替えを香りでサポートするサービスの提案

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Q . 卒業制作を行って気づいたこと

アイディアを抽象と具体とで往来させる過程を踏むことで、質の良いアウトプットにつながると気付きました。

Q . 普段から制作で大事にしていること

理性的な思考と感性的な思考を調和させることを大切にしています。

Q . 1、2年生の過ごし方

寝る間を惜しんで遊びと制作に没頭していました。


メディアとデザインゼミ 斎藤伶実さん「コマ撮りアニメーション「ジャムと紙ひこうき」

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Q . 卒業制作を行って気づいたこと

人形アニメーションの素晴らしさに改めて気づかされました。完成した作品を見た時、まるで自分の子供達が息をしているようで凄く感動しました。時間も手間もかかるけれど、この手間がこうして新しい命を生み出していると思うと、この過程こそ制作する上での真の魅力であり、喜びなのだと思うのです。
そして、自分がものづくりが大好きであるという気持ちも再確認できたと思います。

Q . 普段から制作で大事にしていること

老若男女誰もが楽しめ、心が温まる作品になるよう心がけて制作しています。

Q . 1、2年生の過ごし方

1年生の時までは自分が何を本当にしたいのか分からず、ただ課題をこなしているだけでした。しかし、2年生の時に授業で人形アニメーションを習い「これがやりたい!」と思うものとの出会いになりました。それから3年間コマ撮りによる映像作品やハンドメイド作品などを作り続けています。


デザイニング・エモーションゼミ 高岡巧洋さん「塔の肖像

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Q . 卒業制作を行って気づいたこと

小学生の頃からタワーのイラストを描いていましたが、約3ヶ月で12本のタワーを描き上げるのは想像よりずっと大変でした。
最初の1本目を描き終えた時点で、1本あたり20時間ほど要することが判明し、2本目以降の描き出しがかなり億劫になりました。体力的にもハードでしたが、精神的な消耗も激しかったです。
そんな中で無事に12本描き上げることが出来たのは、そのイラストの完成を誰よりも自分が一番見たいと思っていたからだと思います。

Q . 普段から制作で大事にしていること

精度です。図形同士がズレていたり、間隔が微妙に違っていたりするとそこばかりに目が行ってしまうので気を付けています。
全体と細部の規則性もつけるよう意識しています。

Q . 1、2年生の過ごし方

授業では、目の前の課題をそのとき興味のある手法で答えていることが多かったです。
学外だと、かなり忙しい飲食店で4年間アルバイトをしていたので忍耐力みたいなものは付いたと思います。笑

Q . 在校生や受験生に伝えたいこと

卒制は1年間(実質8ヶ月くらい)かけて制作するものなので必ず途中で飽きます。技術はあってもモチベーションを維持できず失速してしまう人もいます。コロナ禍で登校できず考え込んでしまう人もいます。
なので、自分なりにモチベーションを維持する方法を見つけておくと、卒制も、これからの時代も少し楽になると思います。

メディアとデザインゼミ 藤賀日陽子さん「親密さのための会話法の研究

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Q . 卒業制作を行って気づいたこと

人に共有しながら制作することの大切さに気づきました。
何度かプロトタイプを人に使ってもらうことがあり、思ったような使用方法ではなかったこともありましたが、それも偶発的なコミュニケーションの一種と捉え楽しむことができ視野が広がりました。

Q . 普段から制作で大事にしていること

本当に興味があることをテーマに制作することを心掛けています。制作中に考えを巡らせることが好きなので自分にとって揺らがないものを選んでいます。
興味をキャッチアップするために、普段から小さなノートを持ち歩き、気になったことや好きなものを書くようにしています。そこから着想を得て制作した作品も多いです。

Q . 1、2年生の過ごし方

今の自分を作っているものは1、2年生の経験が大きいと思います。知らない土地・文化を知ることが好きなので、国内外問わず旅行に行っていました。また、本や映画に一番触れたのもこの時期でした。

Q . 在校生や受験生に伝えたいこと

大学生活は、考えが大きく変わる出来事があると思います。
失敗をおそれず好きなことをやってください!



卒展参加者9名へのインタビュー、いかがだったでしょうか。
ご来場の際はパンフレットに目を通しながら、作品1つ1つの想いに寄り添ってご鑑賞いただけたら幸いです。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

第8回の更新は3/4(木)です。次回は卒業研究制作展2021「そして、」、開催前最後の更新となります。全体的代表よりご挨拶をさせていただくと同時に、改めて展示の詳細について紹介させていただきます。

どうぞお楽しみに!


多摩美術大学情報デザインコース卒業研究制作展2021 広報代表

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事前予約受付中
3/5(金)〜 3/7(日)に横浜赤レンガ倉庫1号館で開催する本展示は、予約制を導入しています。詳細は こちら↓
https://reserva.be/sotuten2021

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