人よりちょっとだけ計算が速いそろばん先生

こんにちは、初めまして。東京で卓球もできる！隠れ家的そろばん教室を開講している玉寄(たまよせ)と申します。ちょっとだけ私の話を。

よく、そろばん講師なので「芸名ですか？」と言われますが、そんなことはなく、れっきとした本名です。

2018年よりそろばん教室をスタートしたのですが、「講師」というとよくテレビで見かける高速暗算で処理をする本当にすごい人、を思い浮かべませんか？そろばんは資格によってレベルに分けられ、1級が「級」の中で一番速い人、その上が「段」になります。初段は段の中で一番下、10段が一番速く神レベルです。

実は私は講師になってから「段」を取得しました。現在は準2段(初段と2段の間)になります。幼少期の頃は3年間で1級を取得し、20年ぶりにそろばんに関わり、2017年からそろばんのお仕事を始めました。

来年には2段を取得するために、現在生徒さんを指導しながら現役で練習に励んでおります！多分珍しい枠組みだと思います。神レベルな先生は世界中にたくさんいるので。

実はそろばん講師は特に資格などなくても講師になれます。

ですが、取得しておいたほうが絶対にいいです。

答えを見なくても処理ができるので丸つけする速度が上がります。

個人的に実力と指導は全然異なると思っており、指導面は実力が大変素晴らしいものでも、教え方が伝わらないと、意味がないと思います。

なので立ち位置上、生徒さんの身近な存在で接することができる、私が経験をした新鮮なことを、そのまま伝えることができることが一番の長所だと勝手に思っています。

そしてなぜ、そろばん講師になったかというと、題名通り人よりちょっと計算が速いと気付いたのが32歳の頃でした。

当たり前すぎて、近すぎてそろばんが習っていないとできない、というキーワードに気が付くことができませんでした。

そこでそろばん教室について調べてみると、右上がりに教室が増えていることで需要があると知り、すぐに求人を調べました。

3日後には面接に行っていたと思います。とにかく行動したことによって猛スピードで環境が変わりました。これまで子供と関わることがなかったのですから。

ちょうど面接をしてくださった教室の塾長も、辞める講師がいるので、すぐにそろばん講師が欲しかったようでとてもタイミングが良かったです。

研修をしながらすぐに教室が与えられました。

初めて「せんせい！」と呼ばれ、気恥ずかしさを覚えています。

前置きが長くなりましたが、ここで本題に入ります。

私がそろばんの講師ではなかったら、きっとそろばんは積極的に練習をしてはいなかったと思います。

ブランク期間中でも日常生活で珠算式暗算はよく活用していました。

というのも私は幼少期の頃、そろばんを習う前はとっても算数が苦手でした。

時計の読み方や、カードゲームで遊ぶお金の数え方とか本当に苦手でした。

そろばんと出会ってから、問題数が多くてもそろばんのやり方で計算できるんだ！！と腑に落ち、スッと入り込むことができました。

始まりは覚えるのに大変でしたが、

覚えたらあとはすんなりと段階を踏むことができました。

また、同年代の子がいるのも刺激となり

負けていられるか！！と負けず嫌いさが発揮しました。

ここで本題に繋がりますが、エンジンがかかった瞬間とはまさにこのことです。

現在では教え子さんには抜かされないよう、拍車がかかります。

来年は2段を合格するために、毎日自身も鍛えながら自分なりに極めています。

やはり資格は高いほうが生徒さんに背中を見せることができます。

そのためには諦めないこと。

こんな闘心を掻き立てられるのは、そろばんです。

毎日30分計測し、スッとゾーンに入ることができるのは

教え子さんの皆さんに本当の意味で背中を見せるという意味で

持続するパワーが生まれるからであろう。